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【トピックス】山盛りの質問コーナー、サッカー選手にも勉強は必要??? 夢クラス@寒河江立寒河江小学校

今シーズンの夢クラス最終週、寒河江立寒河江小学校を訪れたのは加賀健一選手と大槻周平選手。加賀選手は昨年の負傷から復帰をめざしていたが、今年4月の負傷で再び離脱中。今シーズンはまだ公式戦出場がないため、貴重なユニフォーム姿の披露となった。

方や、大槻選手もようやくチームに合流したばかり。そんな事情もあり、今回はリフティングの披露やレクリエーションなど、体力勝負のイベントは残念ながらキャンセルとなった。ただその分、質問コーナーにたっぷりと時間が費やされた。

Q:どの選手を尊敬していますか?

大槻「いまは尊敬している選手はいないんですけど、昔は中山雅史選手が尊敬している選手でした」

加賀「僕はいままだ現役でプレーしている三浦知良選手をいまでも尊敬してますし、小さいときからの憧れでした」

Q:試合に出るときは緊張しますか?

加賀「そうですね、はい。いまでも緊張します」

大槻「僕はあまりしないほうです」

Q:暇なときの趣味はありますか?

大槻「嫁と子どもがいるので、一緒に買い物に出かけたり、一緒に公園で遊んだりするのが趣味です」

加賀「僕はいま子どもが小学校5年生で、みんなと同じぐらいの子どもがいるんですけど、息子もサッカーをやっていて、暇な時間があれば一緒にサッカーをしています」

Q:心に残った試合はどの試合ですか?

大槻「僕は2012年にプロに入ったんですけど、湘南ベルマーレがJ2で戦ってたんですけど、最終戦でJ1昇格できる可能性があるときに、点数をとってJ1昇格を決めた試合は心に残っています」

加賀「僕は2005年、だいぶ前なんですけど、Jリーグで初めて出た試合があったんですけど、そのときの試合が一番心に残っています」

ときにリラックスして、ときに真剣に、一つ一つの質問に答えていたが、もっとも体育館がざわついたのはこのやり取りのときだった。

Q:サッカー選手になるために勉強は必要ですか?

加賀「これはねえ、正直、俺は中学校ぐらいから勉強の記憶がないです。なので、いま小学校6年生の問題見ててもわかんないけど、でも、人生で勉強ができるほうがいいなあと思うときはありました。なので、両方できるのが一番いいと思います」

これに先立って行われた夢の発表では、子どもたち発表を聞いたあと、選手二人も自身の体験を交えて夢について語りかけた。

大槻選手は「3つ大事にしてほしいことがあります」と前置きしたうえで、大きな夢を持つこと、その夢を常に意識してから行動すること、あきらめないことを挙げた。特に、諦めないことが一番大事だとして、「失敗したときこそチャンスだと思ってください」と話しかけていた。

小学校4年でサッカーを始め、その頃の夢が「ワールドカップに出て活躍すること」だったという加賀選手。「僕自身、まだ現実になってないので、みんなに納得してもらえるかわからないけど」としながら、夢に向かって努力することの大事さを説いていた。いまは現実的な目標として、「モンテディオ山形をJ1に上げたい。その目標に向かって頑張っています」と語りかけていた。

(文・写真=佐藤 円)

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