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【トピックス】梅干しとグミの間 夢クラス@尾花沢市立玉野小学校

ひとしきりリフティングの技を披露したあと、続いてチャレンジする子どもたちのリフティングを温かい眼差しで見守っていた選手二人。終了後、北川柊斗選手がリフティングをうまくやるコツの説明を始めた。

「しっかりボールを見ることと、ボールの中心をしっかり見ながら足の真ん中で蹴ることが大事だと思います」

説明を終えると、田村友選手にも説明を促そうと「タムくんも」とマイクを渡そうしたが、田村選手はマイクを受け取らず、「だいたいそうや」と低音を響かせた。

今年の夢クラスは2週目。田村選手と北川選手が訪れたのは、徳良湖から3キロほど東に位置する尾花沢市立玉野小学校。ウェルカムでアットホームな雰囲気のなかで行われた。

しっぽ鬼は選手二人のほかに4人の子どもたちが鬼となり、60人以上を相手に追いかけた。これだけの人数を追いかけ続けるのは大変そうだったが、6分の制限時間内に捕まえられなかったのはたったの一人。今年のモンテディオのフィジカルの強さが図らずも証明された。

引き続き行われたミニサッカーでは選手二人対6年生6人。コーナーキックから1失点したものの、北川選手の2ゴールで2-1の勝利。プロの貫禄を示した。

たっぷり体を動かしたあとは夢の発表と質問コーナー。各学年一人ずつが代表で夢の発表を行ったあと、選手も夢について語った。

田村選手

「小学校の頃はプロ野球選手になりたくて、でも野球はしてなくて、小学校の頃からサッカーをしてたんですけど、野球選手になりたいなあって思ってました。中学、高校、大学生になるにつれて、出会いだったり刺激になる人だったり、いろんな人と出会えたなかで、僕も思いっきりサッカー選手をめざそうという気持ちになれました」

北川選手

「僕は3~4歳からサッカー選手になりたくて、夢を叶えるために必要なことは、楽しむこと。将来、自分がなりたいことを今のうちからいっぱい好きになって、楽しんでというのを毎日続けていれば、必ず夢は叶えられると僕は思います」

質問コーナーでは好きな食べ物を聞かれ、北川選手が「梅干し」と答えたのに対し、田村選手は「グミ」と回答。やや系統が似ているような、似てないような…いや、似てないか。着ているユニフォームも半袖と長袖。二人の個性が堪能できる1時間だった。

(文・写真=佐藤 円)

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