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【山形vs山口】プレビュー:悔やむより、いまは成長へのチャレンジを!

■2019明治安田生命J2リーグ第10節
4月21日(日)山形vs山口(14:00KICK OFF/NDスタ)
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前節・新潟戦のドロー、また、甲府との無敗同士の対戦を制した水戸の勝利により、モンテディオは首位から2位に後退した。とは言え、まだ10試合目であり、勝ち点差が詰まった状態。順位を強く意識する時期ではない。実際のゴールはまだまだ先、いくつもの山や谷を乗り越えた先にある。目の前の試合で勝ち点を着実に得ることと、将来にわたり安定的に勝ち点を積み重ねるために成長を持続させること。どちらも見据えながら、いまはチームを進める時期になる。

新潟戦では、アディショナルタイムに同点ゴールを決められた。相手が外国人選手を続けざまに投入し、パワープレーで攻めてきても、ピンチらしいピンチは、そこでの一連のシーン以外にない。それだけに、あと2、3分守りきれれば勝ち点3を上積みできたとの悔いは残るが、木山隆之監督は、時間の使い方やゴール前でしっかり人数を合わせることなど、いくつかのポイントを指摘しつつ、「プレー全体としてはしっかりやれていた」と、やろうとしてできていたことや進歩している部分へのフォーカスに重きを置いている。中村駿も「自分たちからアグレッシブにやることができたので、そこは悲観せずに続けていくことかなと思います」と次の一歩を踏み出している。

プレーの強度、戦術理解、攻守の連係など、いまのモンテディオには他のチームを上回りアドバンテージとなっているものは確かにある。しかし、ここで立ち止まっていては将来の可能性は限られたものになる。アップデートをためらわずにチャレンジを続けたい。

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