【Football bless you】松岡亮輔:「7」を背負ったハードワーカー、サッカーを究める旅は続く
在籍期間が長くても短くても、試合に出ていても出ていなくても、同じ目標に向かい、モンテディオの一員として山形で過ごした選手は、この先どこへ行こうと大切な存在。ともにチームの歴史を創ってきた時間が消えることはない。
契約満了、移籍、引退…今シーズン限りでチームを去ることになった選手たちを「この先の人生に幸あれ」と送り出す、恒例のオフシーズン限定企画。(不定期更新)
11月16日(金)、翌日のリーグ最終節へ向けたトレーニングには平日にかかわらず大勢のサポーターが詰めかけていた。多くの人のお目当ては、モンテディオを今季限りで契約満了になることが発表されて間もない松岡亮輔。天皇杯準決勝はまだ残っていたが、リーグ戦終了前に感謝の気持ちを伝えたい。しばらくして引き上げてきた松岡は、そうした一人一人にいつものように明るい声をかけながらファンサービスを始めた。
「さみしなるなあ。でも死ぬわけちゃうからな」
「明日みんなで胴上げしてね」
「53歳ですか、お母さん。全然見えない! 49に見える!」
テンプレートで返答するのではなく、相手の目を見て、様子を観察して、それぞれに違った受け答えをアドリブで続けていく。
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