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【ランダムフォーカス】イメージと違う!~宇佐美宏和選手

3月末に右足関節捻挫の怪我を負った宇佐美選手。順調に回復し5月21日の山口戦からベンチ入りを続けていましたが、6月21日の天皇杯長崎戦で遂に復活のピッチに立ちました。先発、しかも120分間の出場となりましたが、終始安定した守りで完封勝利に貢献しました。

その宇佐美選手、6月18日が誕生日でした。30歳という区切りの誕生日ということで感想を聞いたところ「よくこの歳までできたなと思っているんです」と、現役選手として30歳を迎えられたことを素直に喜んでいました。ただ、30歳はもちろん通過点。大卒の宇佐美選手は今年でプロ8年目ですが、「10年は続けたいなと思っていて。でもそこまでやっていたら欲も出てくる。タツさんを見ていても、ああいう歳までできたらすごくいいなと思います」と話します。今年38歳になる石川選手も天皇杯では120分間フル出場。その健在ぶりを目の当たりにして、宇佐美選手の目標地点は更に遠くに延びているようです。

そうした意識もあるのでしょう。身体能力の塊のような宇佐美選手も、歳を重ねるにつれて身体のケアに気を配るようになっているそうです。

「今はすごく早く(クラブハウスに)来て、練習前の準備をしています。昔なんてホンマ、来てちょっとストレッチして30分後には練習とかだったんですけど、そういうのはもう、やったらたぶん身体が壊れます(笑)」。

着実に大人の階段を上る身体とは裏腹に、気持ちは「まだまだ22、3歳ぐらいの感じでやってます(笑)。もうちょっと大人な30歳を理想としていたんですけどね!イメージと全然違う!」だそう。この辺りは、普通の仕事をしている30歳と同じかもしれませんね。

写真は、1カ月ほど前、練習場に遊びに来ていた娘さんとのワンシーン。「可愛くて仕方がない」という娘さんのためにも、しっかり身体のケアをして、ギュンギュン走ってチームを勝利に導いてください!

文・写真:頼野亜唯子

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