Dio-maga(ディオマガ)

【山形vs長崎】レポート:諦めない男たち、数的不利を覆し延長戦を制す

■第97回天皇杯全日本サッカー選手権大会 2回戦
6月21日(水)山形 1-0 長崎(19:00KICK OFF/NDスタ/1,887人)
得点者:113’瀬沼優司(山形)
———–
我慢比べのような0−0の試合を打開したのはまたもこの男、瀬沼優司。直近のリーグ戦・横浜FCとのアウェー試合で95分に決勝点を叩き込んだ殊勲者が、113分、荒堀のシュートが大きく弾かれたところへ詰め、頭で押し込んだ。リーグ戦では9試合負けなしが続く中で、今季これまで出場機会の少なかった選手も数多く先発。後半に退場者が出て数的不利になりながらも勝ち切る粘り強さは、モンテディオらしさがチーム全体に浸透していることを印象づけた。

J2同士の対戦となった天皇杯2回戦。リーグ戦から中3日、木山隆之監督は先発9人を入れ替え、阪野豊史と永藤歩を2トップとする3−5−2の布陣を組んだ。中盤はアンカーの松岡亮輔の両脇に風間宏希とク・ボンヒョク。ウィングバックは右に見慣れた山田拓巳、左にはイ・ジェスンが起用された。そしてバックラインには怪我からの復帰組、宇佐美宏和、栗山直樹、石川竜也の3人が並び、富居大樹がゴールを守る。対する長崎もまた直近の町田戦から11人全員を入れ替えた布陣でゲームが始まった。

(残り 1678文字/全文: 2212文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

1 2
« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ