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【ランダムフォーカス】アシスト職人~瀬川和樹選手


横浜FC戦で、95分の瀬沼選手の劇的決勝ゴールをアシストした瀬川選手。前節群馬戦に続く決勝点アシストで今季のアシスト数は6となりました。開幕京都戦の先制点アシストや山口戦での3アシストも含め全て勝利につながっており、まさに“アシスト職人”ぶりを印象づけています。

その横浜FC戦では、瀬沼選手がゴールを決めベンチに走り、他の選手たちもその背中を追う中、瀬川選手は一人、バックスタンドの方にガッツポーズをしていました。あれは?と聞いてみると「もうみんなの方へ行く元気がなかったので、その場で喜びました」。ボールを運ぶ永藤選手を「追い越すことだけ考えて」自陣深くから上がっていく時にもすでに足はパンパン。「あのスピードが限界。あれ以上スピードを出していたらつっていました」と、殊勲の状況を語ってくれました。

連戦になる天皇杯は、多かれ少なかれメンバーの入れ替えがありそうです。瀬川選手は「チャンスがいろんな人に巡って来て、そこでポジション争いが激しくなった方がチームとしてはいいと思う」と言いつつ、「僕はできれば出たいです」ときっぱり。試合に出られない期間が長かった分、出場への執着は人一倍。その強い思いが結果に結びついているのは間違いありません。

文・写真:頼野亜唯子

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