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「夢を持ちながら強いチームを作れるように」 木山隆之新監督就任記者会見 全文

本日、山形県総合運動公園総合体育館2F大会議室で木山隆之新監督就任記者会見が行われました。
会見での出席者のコメントは以下の通りです。

■出席者
木山隆之 新監督
森谷俊雄 代表取締役社長
中井川茂敏 取締役 強化運営担当

○森谷俊雄 社長
「みなさん、おはようございます。お待たせして申し訳ございませんでした。本日は新監督、木山監督の就任記者会見ということで、早朝より本道関係者各位、そしてまたサポーターの皆さん、お集りいただきまして誠にありがとうございます。心より感謝申し上げたいと思います。

改めてになりますけれども、シーズン終えまして、本当に昨シーズンは皆さんに最後まで応援に駆けつけていただき、そしてご支援をいただき、励ましていただき、本当に感謝申し上げたいと思います。改めてお礼を申し上げます。チームにとっても、皆さんにとっても、クラブ全体としても苦しいシーズンだったわけですけれども、そのなかで戦いきったものをベースにして、このたび、木山新監督を迎え、また来季、J1を目指してしっかりしたチームを作って、今年皆さんの期待に応えられなかった分も含めて、来季しっかり準備をして戦っていきたいと思っております。1点に泣いた、残念な悔しいシーズンでしたけれども、来年はぜひこの1点を、チームの勝利、そして勝ち点にという形でつなげられる戦いをしっかりやって参ります。皆さんの変わらないご支援、そしてまた、スタジアムに一人でも多くの方々に足を運んでいただけるよう、また、ファンを拡大できるように、精一杯、クラブ全体として、チーム一丸となって運営していきます。サポーターの皆さん、スポンサーの皆さん一体となって、一緒に来季、戦っていければと思っております。今日はよろしくお願いします」

○中井川茂敏 取締役
「皆さん、おはようございます。今回、木山監督を招聘いたしました。プロフィールのほうは皆さんのほうにお渡ししておりますので、細かなプロフィールはお渡しした紙面でご確認していただきたいと思います。私のほうからは、木山監督に来ていただいた理由といったところを簡単にご説明させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

我々、今シーズン、J1昇格という目標達成をすることができませんでした。本当に悔しい思いをしてきたということです。我々モンテディオ山形の強みであった、最後まであきらめずに戦い抜く、そして1点をもぎ取って守りきる、というようなサッカーを、今シーズンは残念ながら体現することができませんでした。我々の強みをもう一度再構築していきたいなと思っております。強みというのは、皆さん、ファンの方々も、いままでモンテディオ山形を応援してくださったというところでおわかりかと思うのですが、やはりハードワークというのが1点だと思います。そして、最後まであきらめずに戦うというのが2点目だと思います。そして、規律のあるチームというものをいままで作り上げてきました。そういうところをしっかりとやっていく。そして、フェアプレーですね、フェアプレー。この4つの点をもう一度山形の強みというところにして再構築していく。そして、これを再構築させて、J1で戦えるチームを作り上げてJ1に昇格していくというところが我々の目指すところだと思っています。そういったことをしっかり実現できる監督というところで、第一に、私は木山隆之監督が最適な人物だと思ってお話をさせていただきました。そして快く山形に来ていただくという返事をいただきました。本当に早い決断をしていただいたということに感謝をしております。

木山監督を選んだ理由ということですが、4つあります。1点目は、やっぱり厳しさ、勝負にこだわるところが1点目だと思います。これまで我々がやってきたハードワーク、そして戦う姿勢というものを継続していただけるというところがあると思います。2点目は、柔軟性を高めた戦術というところと、与えられた戦力を最大化させるという力を発揮してくれるというところが2点目かなと思っております。これまでも水戸、愛媛という、正直言って、強化費の少ないチームでも成績をしっかりと残しているというところが実証されているんじゃないかなと思います。あとは3点目として、若手の育成というところ。特に昨年の愛媛、若い選手を2015年、2016年というシーズンでしっかり活用して選手の力を発揮させる。そしてかなり若手が伸びているというところもあります。そういった力をしっかり持っているなあというのが3点目です。それから、J2の経験値というところが4点目です。ご存じのとおり、本当に厳しいJ2リーグの戦いになってきています。そこを戦い抜くには、やはりJ2を知り尽くす、相手チームを知る、相手チームの選手を知るというところでは、非常にいままでの経験というところでは持っているというところ。この4点を見ながら、木山監督にお願いしたということでございます。

我々、まだまだJ1で戦える力を持っています。この木山体制2年のなかでしっかりJ1で戦えるチームを作って、そしてJ1に昇格するという目標をぜひ一緒に達成したいと思っていますので、ぜひモンテディオ山形、そして木山監督に支援をいただきたいと思っています。よろしくお願いします。ありがとうございます」

○木山隆之 新監督

「はじめまして、木山と申します。オファーをいただいたことに本当に感謝しております。一番最初に話をいただいたときに、なんて夢のある話だと思いました。スタジアムのこと、あと、クラブの規模で言うと、J1にもし上がったとしてもそれほど大きくない規模だと。でもそのなかで、昇格を争うというだけじゃなくて、J1に定着したい、そういうクラブ作りがしたいということを一番最初に話をされました。その瞬間に僕は、非常にハードルの高い仕事ですけどやってみよう、その仕事をやってみたいと思って、オファーを受けることを即決いたしました。

このあと、また質疑応答でたくさん、いろんなお話を聞かれると思いますけれども、唯一、私がいま言えることは、希望を持ってここにやってきました。地域の皆さんと、モンテディオ山形を愛してくれる多くの方々とともに、夢を追いかけて仕事をしてみたいと思ってここへやってきました。全力を尽くして頑張りますのでよろしくお願いします。以上です」

以下、質疑応答

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