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【ク・ボンヒョク選手加入会見】期待の若手がモンテディオに加入!「自分の力を100%発揮してチームのためになることを約束したい」

モンテディオ山形は6月23日に韓国のソルフットボールクラブから18歳のMFク・ボンヒョクの獲得を発表し、24日の練習後に加入会見を行った。

ク・ボンヒョクは加入が発表された6月23日からチームの練習に合流している。

ク・ボンヒョクは加入が発表された6月23日からチームの練習に合流している。

ク・ボンヒョクのポジションはボランチやサイドハーフ。足元の技術に卓越した選手でありながら、ハードワークできる守備面も持ち味の選手だ。モンテディオ山形には5月10日から23日までの2週間練習参加しており、当時の石﨑監督も加入2日目から「いい選手だよな」というコメントを残していた。最終日の23日に行われたトレーニングゲームグルージャ盛岡戦でも高木のシュートのこぼれ球を押し込んだだけでなく、右サイドハーフで攻撃の中心となってチームに貢献していた。

5月23日に行われたグルージャ盛岡とのトレーニングゲームにもフル出場。 前半にゴールを決めて首脳陣にアピールできていたようだ。

5月23日に行われたグルージャ盛岡とのトレーニングゲームにもフル出場。
前半にゴールを決めて首脳陣にアピールできていたようだ。

ク・ボンヒョクの加入で気になるのが、すでにディエゴ、アルセウ、ディエゴローザ、イジェスン、韓浩康と埋まっている外国籍選手枠についてだろう。
16年度からの外国籍選手枠についてのJリーグのルールを見てみると、「アジア枠(山形ではイジェスンが該当)」「20歳未満のプロC契約選手」「アマチュア選手」「Jリーグ提携国の国籍を有する選手(提携国枠)」という条件付き外国籍選手枠があり、従来の外国人選手枠3人の他に、この条件付き外国籍選手枠で合計2名まで獲得できることになっている。しかし、韓浩康に適用されている在日外国籍選手枠は、この条件付き外国人選手や外国人選手枠に含まれていないため、ク・ボンヒョクが20歳未満のプロC契約選手の扱いで契約が可能となっているようだ。

ク・ボンヒョクの試合出場が可能になるのは、夏の登録ウィンドウが開く7月1日以降、最短でホーム山口戦からとなるが、国際移籍の手続きがまだ完了していないため、まずは手続きが終わるのを待つことになるだろう。

石﨑監督は「まだまだ素材の選手。でもいいモノを持っているし鍛えがいがある」と話し、将来に期待を込めていた。

以下、記者会見の全文を掲載する。

会見に臨む3人。左から李聖央通訳、ク・ボンヒョク選手、石井肇テクニカルダイレクター。

会見に臨む3人。左から李聖央通訳、ク・ボンヒョク選手、石井肇テクニカルダイレクター。

●株式会社モンテディオ山形 石井肇テクニカルダイレクター

「みなさん、お忙しい中、お集まりいただきまして、ありがとうございます。このたび、韓国から新加入選手としてク・ボンヒョク選手が加入することが決まりましたので、ご報告させていただきます。

シーズンを通して、若い選手が伸びてきました。その中で、中盤の選手の強化を考えていたところ、韓国の知人の方から、優秀な選手がいるから見て欲しいという話がありました。韓国に行って見るのもいいのですが、一度うちのチームに来てフィットするかどうかということも考えて「練習に参加できないか」と話したところ、可能だということで、先月、2週間の予定(5月10日から5月23日まで)で、こちらに参加しました。

(残り 2718文字/全文: 4163文字)

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