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【Football bless you】西河翔吾 そのプレー、男前なり。

契約満了、移籍、引退…この時期は選手との別れ時期でもある。在籍期間が長かった選手も短かった選手もいるが、モンテディオの一員として山形で過ごした選手はどの選手も大切な選手であり、同じ目標のためにともに戦った事実は大切な記憶となる。
悲しい別れかもしれないが、チームを去る選手を「この先の人生に幸あれ」と送り出すために始まったオフシーズン限定の新企画。(不定期更新)

西河翔吾

■西河翔吾 そのプレー、男前なり。

モンテディオでのキャリアは6年半に及んだが、誰もが思い起こす出来事はその始まりの時期、モンテディオでのデビュー戦だ。

ニッパツ三ツ沢球技場で行われた第17節・横浜F・マリノス戦にセンターバックで先発出場。立ち上がりに失点し0-1のまま終盤に差しかかったが、79分、財前宣之のコーナーキックから同点のヘディングゴールを決めたのが西河翔吾だった。さらに85分にはフリーキックから西河がファーサイドで折り返し、小原章吾がゴール。前節まで2度の3連敗を含む8試合勝利なし。開幕からの勢いを失い、初めてのJ1を戦う厳しさが重くのしかかっていたこの時期、チームに再び上を向いて戦う勇気を与える逆転勝利となった。2得点に絡んだ西河は一躍ヒーローとなり、「山形の西河翔吾」としてサポーターにも受け入れられた。

それから間もなく、誰が言い出したのかはわからないが、「男前」と呼ばれるようになった。

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