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臨時取締役会後 森谷俊雄新社長就任会見でのコメント(全文)

●森谷俊雄 株式会社モンテディオ山形 代表取締役社長
「ただいま開催されました臨時取締役会におきまして、代表取締役社長に選任いただきました森谷と申します。よろしくお願いいたします。また本日はお待たせして恐縮でしたけれども、私の就任にあたってのご挨拶を申し上げ、皆様とこのような場を設置していただきまして、誠にありがとうございます。それでは、私のほうから就任にあたってのご挨拶をまず申し上げたいと思います。

株式会社はモンテディオ山形のJ1定着を目指して経営基盤の強化、そしてチーム力の向上のために設立され、この2年間で運営規模の拡大、そして昨年度は記憶に新しいところでございますけれども、J1復帰という大きな成果を、株式会社を立ててから為し得ることができました。私自身、スタンドから今シーズン、足を運ばせていただきながら、一ファン、一サポーターとして応援させていただきましたけれども、サポーターの方々の熱い、そしてあたたかい応援、声援を受ける中で選手が躍動する。一つ一つのプレーに一喜一憂しながら一緒に戦っていくような思いで拝見させていただきました。この2年間の会社運営に携わられた皆様、高橋(前)社長はじめ、支えていただいたスポンサー、団体、自治体の方々、そしてスタッフの皆さんにもですね、心から感謝と敬意を表したいと思っております。モンテディオ山形は県民の多くの皆様から、お子様から年配の方々まで、本当に幅広いファン層を持っているチームです。地域に根ざしたチームだと思っております。その中で、私がスタンドから応援しながらいつも感じておりますことは、何よりも子どもたちが夢と誇りを持つ、子どもたちの夢と誇りを育む存在だなということでございます。そういう意味で私は、山形県民の財産だというふうに思っております。その県民から、ファン・サポーターから多くの期待を寄せられるモンテディオ山形のクラブ運営を預かる。非常に重責だと思っております。微力ではございますけれども、これまで築き上げられてきた経営基盤、運営基盤、これを大切なものとして引き継ぎながら、そして多くの方々から支持されているモンテディオ山形の存在をしっかり大事にしながら、これからのクラブ運営に多くの方々と対話しながら、一緒にチームのために頑張っていきたいなというふうに思っております。

私としては、すでにJ1復帰に向けて石﨑監督をはじめ、チームが動いております。チーム力強化に向けて、これから予算にも着手しなきゃなりませんけれども、しっかり来季に向けて戦うチームを支えられる経理的なやり繰りをしっかりやりながらサポートしていきたいというのが一つです。そしてJ2での戦いになりますけれども、ファンサービスをなんとかさらに向上させていきながら取り組んでいきたいと思います。このチーム力強化とファンサービスの向上、この2つを、微力ではありますけれども、誠心誠意、情熱を持って取り組んでいきたいと決意しているところです。

また非常に期待を寄せられている、関心も高い新スタジアムということでございますけれども、やはりチームが大きな声援のもとで戦える環境作り、そして応援する側の観客の方々の快適な環境を整備するという大きな課題は、クラブライセンスの課題にとどまらずに、集客力、ひいては経営の安定化という観点からも極めて重要な課題だなというふうに認識してございます。これまで前社長のもとで構想委員会を立ち上げ、そして検討してきた報告書があるわけですけれども、私としてはこれまでの検討経過というものを十分踏まえまして、これを次のステップとして、実現に向けた具体的な取り組みを、就任に当たって進めなければならないなという決意をしているところです。スタジアム建設について、しっかりと取り組んでまいりたいと思っております。

いずれにしても、クラブを愛し、支えていただいているファン・サポーターの方々、そしてスポンサーの方々、自治体の方々、多くの方々の意見をお伺いしながらですね、チームのために頑張っていきたいな、ファンのために頑張っていきたいなというふうに思っております。私としてビジョンを持ちながら、情熱を持ってチームを愛しながら、この重責を担ってまいりたいと思っておりますので、皆様よろしくお願いいたします。

先ほどの繰り返しになりますけれども、石﨑監督のもとにもうチームは来季へ向けたスタートを切っております。何卒、開幕に向け、またシーズンを通してですね、皆様のあたたかいご声援、ご支援、心よりお願い申し上げまして、就任にあたってのご挨拶とさせていただきたいと思います。本日はよろしくお願いいたします」

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