【嶋コラム:ピッチの片隅で魂を叫ぶ】モンテにハマるラストピース 渡辺広大がチームに合流!(1944文字)
モンテディオ山形の練習場がひときわ賑い出した。待望の男がピッチに帰って来たからだ。
今季の守備の要として補強されたもののリーグ戦3試合出場のみに留まっている渡辺広大が今週から全体練習に合流。早速大きな声でコーチングを飛ばして、不調にあえぐチームに喝を入れている。
渡辺の今シーズンは怪我に悩まされた。キャンプからスタメン定着に向けて高いパフォーマンスを見せていたが、キャンプ後半の2月22日のジェフ千葉とのトレーニングゲームで負傷。開幕戦の古巣ベガルタ仙台戦こそ出場したものの、その後状況が悪化して手術を行うことになった。診断は「右膝半月板損傷」。全治8週間でファーストステージを治療に専念せざるを得なくなった。
最初の復帰はファーストステージ終了前となる6月13日に行われた酒田鶴岡キャンプのトレーニングゲーム。70分で交代する予定だったはずが、自ら交代を拒否して90分間フル出場した。その後もトレーニングゲームを重ねて順調に回復させると、セカンドステージ開幕戦から3バックの中央でスタメン出場することになった。
横浜F・マリノス戦と浦和レッズ戦を1失点で抑えて良い感触も得られていたが、浦和戦後の7月17日のトレーニング中に負傷して再びチームを離れてしまう。今度の診断は「右膝内側側副靭帯損傷」で全治6週間。半月板と靭帯で負傷箇所こそ違うが、同じ右膝の怪我だった。
「チームに迷惑をかけたので、9試合しかないですけど、自分が何を出来るのかを考えながらチームに貢献したいと思います」
それから6週間、ようやくチームに合流した渡辺はこう話す。気付けばリーグ戦も残り9試合。少ないながらもチームのためにと思う渡辺の正直な気持ちだ。
右膝の回復具合は順調だ。
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