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【山形vs横浜FM】プレビュー:決勝トーナメント進出を賭けた大一番。他会場を気にしながら1点でも多く!(3133文字)

■ヤマザキナビスコカップ 予選リーグ第7節
6月3日(水)山形vs横浜FM(19:00KICK OFF/NDスタ)
開催情報(山形公式)
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ヤマザキナビスコカップ予選Bグループは残り1節。首位名古屋が勝点13で首位通過を決めており、2位神戸が勝点8総得点7得失点差+2、3位モンテディオが勝点8総得点10得失点差+1、4位川崎Fが勝点8総得点6得失点差+1、5位の清水は今節が休節で試合がないため以下の3チームは予選敗退が決まっている。
このため、2位通過の椅子一つを、神戸、モンテディオ、川崎Fの3チームで争うことになる。

Bグループ

順位 クラブ名 勝点 試合数 得点 失点 得失
1 名古屋 13 5 4 1 0 12 7 5
2 神戸 8 5 2 2 1 7 5 2
3 山形 8 5 2 2 1 10 9 1
4 川崎F 8 5 2 2 1 6 5 1
5 清水 6 6 2 0 4 6 11 -5
6 仙台 4 5 1 1 3 5 7 -2
7 横浜FM 3 5 1 0 4 5 7 -2

まずは通過に向けた条件を整理しよう。
現時点で3チームが勝点で並んでいて直接対決もないため、最終的に勝点で並ぶ可能性も高い。その時は得失点差勝負になるが、神戸が+1リードしているだけなので、モンテディオにも川崎Fにも十分可能性が残っている。

得失点差でも並んだ場合は総得点勝負になるが、これはモンテディオが総得点10と、続く神戸の総得点7に3点分リードしていて、大きなアドバンテージがある。

総得点で上回られた場合は敗退するが、総得点でも並ばれた場合はどうなるか。神戸とは当該チームの間の対戦成績によってモンテディオの敗退が決まる。川崎Fとの場合は引き分けているため、反則ポイント数によって決まるが、イエローカードの枚数を見る限りは川崎に軍配が上がりそうだ。

ただ、得失点差で並んで、なおかつ総得点差で上回られるか並ぶという状況は、神戸が5点、川崎Fが4点と大量得点してなおかつ相手も点を取るという、打ち合いの展開になった時で、可能性はそこまで高くない。むしろそうなった時は得失点差を優先して考えるべきだろう。

このため、他2試合が打ち合いにならずに勝点と得失点差で並んだ時は決勝トーナメントの道が拓けると考えて良く、他が打ち合いになった時には、得失点差と総得点も気にすれば良いだろう。

3位神戸の勝利を前提にすれば、モンテディオは最低でも2点差以上の勝利が必要になり、その後も「相手チームの試合状況も当然見ながら」(石﨑監督)と、神戸、川崎Fの試合経過を見ながら得点を積み重ねる必要が出てくる。

神戸と川崎Fが負ける可能性もあるため、モンテディオが負けても2位通過の可能性は残るが、その時も得失点差勝負。一点でも多く得点を狙い、一失点でも失点を減らす事も重要になるだろう。

以上をまとめると、決勝トーナメント進出は次の3点を気にしておきたい。

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