帰ってきた柴戸海、22番を背に進化する姿を【選手コラム】
(Report by 轡田哲朗)
チームの中でも古参の生え抜き、受け継いだ背番号への覚悟
「お久しぶりです」と話す柔らかい表情を見るのは、こちらも久しぶりだった。今季のプレシーズンからリハビリで別行動の続いていた柴戸海が4月9日のトレーニングから完全合流することになった。昨季はFC町田ゼルビアに期限付き移籍していただけに、余計に月日が流れた感もある。
明治大学から柴戸が入団したのは2018年で、堀孝史監督が率いている時だった。そこから「色々あって」という言葉で済ませたくなるくらい、目まぐるしく強化体制も監督も変わるような時期を過ごした浦和だが、常に実直なプレーぶりを印象に残してきた。町田への期限付き移籍が1年あるにしても、浦和でのプレー歴は2014年に移籍加入の西川周作、同年にトップ昇格の関根貴大(海外で2年プレー)に次いで長い。
その柴戸は、2023年シーズンを終えると町田への期限付き移籍を決断していた。様々な理由のある移籍の決断については、「難しい話にはなると思いますし、そんなにパッと話せる内容ではないですけど」と苦笑いした。
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