ファイトクラブへようこそ リーグ開幕・ヴィッセル神戸戦【西部謙司、レッズ戦術解説】
プレミアム新コーナー「西部謙司、レッズ戦術解説」。数多くのサッカー戦術本を出版している、戦術解説家・西部謙司氏が、毎月ピックアップした浦和レッズのゲームをレビューします。
第1節 ヴィッセル神戸 0-0 浦和レッズ
たいていの親にとって我が子が一番かわいいように、ファン・サポーターにとって我がクラブこそ最高と思うのは普通のことだと思います。ただ、もうちょっと客観的に判断したいときもあるかもしれません。
そういうときは子供の友達や学校の先生に聞いてみるという感じですかね。サッカーなら、クラブの番記者がそれにあたるでしょうか。日常的に取材している人はクラブの事情、動向に精通していて、ストーリーを把握できていますからね。
ただ、それよりもさらに客観的な意見を聞いてみたい。第三者、傍観者、もういっそ通りすがりの人の意見を知りたい━━という欲求に駆られる向きもあるようで、そういうわけでかなり遠方の私に声がかかったと考えてください。そういうマッチレポートです。
第1回は開幕戦、vs神戸。言わずと知れた昨季王者、連覇のチャンピオンですね。
神戸はいわばファイトボールのチームです。通常のフットボールよりテンポが早く、フィジカルで、パワフルなプレースタイル。もちろんこれもフットボールの1つなのですが、より闘争的でファイティング要素が強い。
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