浦レポ by 浦和フットボール通信

「やりたい」と「できる」の捉え方 課題を見つけつつ沖縄を後に【沖縄キャンプ最終日 轡田哲朗 TM名古屋戦レポ】

(Report by 轡田哲朗)

3本目と4本目の90分で多くのゴールが決まり、トータルは5-6だった

浦和レッズは2月1日に、沖縄キャンプ最終日を名古屋グランパスとのトレーニングマッチを実施して終えた。45分×4本の形式だが、ニュアンスとしては90分の試合を2本やったような感じもある構成で多くの選手がまとまったプレータイムを手にした。もちろんコンディション的に万全でない選手もいるし、そもそもの話として浦和も名古屋もキャンプの最終日だから疲労度は高い。そうした中で、スコアは1本目から順に0-0、0-2、1-3、4-1の内訳で合計5-6だった。

大前提としてこれは公式戦ではないので、上手くいくだけが収穫でないことは間違いないことだ。ガンバ大阪とのトレーニングマッチの時にも記したように、「これは、あまり上手くいかなさそうだな」という組み合わせ、やり方を見つけることですら収穫になり得る。その観点で見るとスコアだけで判断するのは早計で、2本目までの0-2からも得るものはきちんとある。

今回のトレーニングマッチは浦和と名古屋のクラブ間での統一もあり、得点者とスコアのみ公表可能とされている。

対ハイプレスのロングボールは悪くないので、その先までをセットに考えたい

名古屋がマンツーマン気味にプレーすることは予想されていたし、それに対しての用意も2日間を使ってされていた。その点でいくと、できた部分もあればできなかった部分もあるのだけど、もう少し踏み込むと「やったけど上手くいかなかった先でどうするか」みたいな部分では少し意識の差も聞かれた。

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