【浦和レッズ内に宿るDNAの共鳴】スコルジャ新体制が目指すローブロックと攻撃的ビルドアップの両輪成長【プレミアムコンテンツ/ノーミルク佐藤のデータ分析で見るマチェイサッカー熟練度数】
プレミアムコーナー、浦レポ×MILKサッカーアカデミー「データ分析で見るマチェイサッカー熟練度数」。大人気YOUTUBEチャンネル「MILKサッカーアカデミー」のノーミルク佐藤氏がサッカーデータマンとしてデータ分析で、マチェイサッカーの熟練度を毎月、数値化してレポートします。
(Report by ノーミルク佐藤)
気がつけば早くもヘグモ体制終焉から1ヶ月が過ぎた。浦和レッズはマチェイ・スコルジャ新体制のもとで「もがいて」いる。監督が変わった、中断期間はあったといっても、7月は未勝利、8月は全試合引き分け。上向いていた可能性もあったとはいえ、勝利がなかったのも事実だった。直近の32節ヴィッセル神戸戦も残念ながら0-1で敗れてしまった。監督も志向するスタイルも切り替わったことで、キャンプから取り組み続けた流麗なパスワークは鳴りを潜め、守備ブロックを組む時間が増えた。
FC東京戦を含めれば連敗だ。ガンバ大阪戦で勝利したとはいえ、ファン・サポーターが勝利の美酒に酔いしれる状況には至っていない。選手たちももがいている。ただ勝利したG大阪戦は守備面で、直近の神戸戦では攻撃面で成長への変化点が見受けられた。現状のスコルジャ浦和が続けば、昨季のブライトン(イングランド・プレミアリーグ)と構造が似てくるはずだ。まず今は残り香ともいうべき「ヘグモのDNA」を残した上で守備強度を上げていきたいのだろう。9月の浦和レッズを、神戸戦に至るまでの流れで話を進めたい。
僕は、浦和レッズが壁を破って大きな細胞が作り出されることを期待している。
◎得点を生み出すための「ロジック」
前ヘグモ体制は攻撃面において優れたロジックを組み上げていた。得点はもちろんだが、ヘグモ体制を語る本コラム内で頻繁に使用した敵陣侵入関連のデータを改めて引用してみよう。
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