浦レポ by 浦和フットボール通信

ヘグモ監督契約解除の激震 堀之内SDが語った決断の理由とは

(Report by 河合貴子)

ギアをあげてステップアップする

攻撃のリズムを作り出しながら良い形が見せ手応えを掴み前半を1‐0で折り返し、これからという時にゲリラ雷雨の影響でハーフタイムに中止になってしまった川崎戦、その翌日の日曜日にはトレーニングマッチまで行われていた。浦和に激震が走ったのは、そのオフ明けの火曜日のことであった。今シーズンから指揮を執っていたペア・マティアス・ヘグモ監督の契約解除だ。

堀之内聖SDは、囲み取材で「成績・スタイルの浸透・マネジメント」の3つの視点で監督評価をしてきた。「その3つにおいてまず伝えたいのは、マティアス監督は、私も日々コミュニケーションを取らせてもらってましたが、監督としても人間としても非常に素晴らしい方でした。ですので、ここまでの向かってきた方向が全く違っていたということではなく、さらにチームを成長させるために何をするかという視点で今回この決断をしました」と非常に落ち着いた口調で話した。

この決断は、「サッカーを極め、勝利を追求する」浦和の選手理念に立ち返り、チームの成長のスピードを上げるために悩んだ末に出したものであった。

(残り 1448文字/全文: 1935文字)

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