自滅としか言いようのない4失点に憤り【試合取材後記 今日のミックスゾーンから】
試合後に選手たちが取材対応をするミックスゾーンでの選手たちの様子をたかねえがお伝えします。(Report by 河合貴子)
4失点から1点差に詰め寄るも痛い敗戦を喫する
攻守において数的優位な状況を作り出し、最下位に沈む札幌を相手にホーム埼玉スタジアムで圧勝してサマーブレイクに入りたいところであった。
ヘルニアから復帰してきた松尾佑介選手がスタメンに復活し、出場停止明けの石原広教選手も戻り、関根貴大選手を左サイドバックで起用し、安居海渡選手と伊藤敦樹選手のダブルボランチの4‐2‐3‐1で臨んだ。試合の入りは決して悪くなかった。マンツーマン気味の札幌に対して、後方からロングフィードし相手のディフェンスラインを下げさせセカンドボールを拾って素早く背後を突く意図は十分に感じられた。
だが、先制したのは札幌であった。37分、青木選手の左CKを岡村選手がしっかりと合わせたヘディングシュートが決まった。さらに前半終了間際の45+2分、前線からのプレスに合わせてDFラインをグッと押し上げたところであったが、足並みが揃わずに鈴木選手に背後を突かれて冷静にゴールへと流し込まれて0-2にされてしまった。0-1で前半を折り返すことができたはずなのに、あまりにも安易な失点で悔やまれる。
前半の途中から聞こえてきた遠雷が徐々に近づき、ハーフタイムに入った途端に雷雨が埼玉スタジアムを襲い後半のキックオフが遅れることになってしまった。不甲斐ない浦和に対して、頭を冷やすには良い時間になってくれればと思いながら雷雨が通り過ぎるのを待っていた。
2点のビハインドを負った浦和だが、雷雨の避難解除になると力強い太鼓の音と共に誇り高き浦和を愛する人々の歌声が、埼玉スタジアムの夜空に響き渡った。不甲斐ない浦和を鼓舞し、逆転勝利を信じて浦和を愛する人々は闘うのだ。その思いに応えてくれるはずだ。
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