浦レポ by 浦和フットボール通信

プレス型に対して狙いを出せたゲーム 勝ち点と順位が示す大切なもの【轡田哲朗レッズレビュー/J第14節 京都戦】

(Report by 轡田哲朗)

武田は制限のない声援がある埼スタでプレーするのは初だった

浦和レッズは5月15日のリーグ第14節、京都サンガF.C.戦に3-0で勝利した。かなり相手を上回ることのできた試合だと言えるし、「快勝」という表現でも良いだろう。確かに京都のゴールチャンスがゼロではなかったが、浦和にもゴールになっても良さそうな場面もさらに多くあったし、3点差がついたことは内容がスコアに現れたと言ってもいいだろう。

このゲームはサミュエル・グスタフソンが欠場してアンカーには安居海渡が入った。また、ベンチメンバーには酒井宏樹が戻ってきて、興梠慎三と武田英寿も再びのメンバー入りという流れになった。出場を続けている石原広教は代表格だが、エカニット・パンヤや武田も沖縄県でのトレーニングキャンプでは紅白戦の最初のセット、つまりフィールドプレーヤー20人のところに入れないことの多かった選手なので、負傷者がいるとはいえこうやって折れずに続けて試合のピッチにまで到達しているのは素晴らしいことだと思う。

武田に関しては試合後に取材の手が回らなかったのが申し訳ないのだけど、2020年の浦和入団なので新型コロナウイルスの影響をもろに受けたタイミングであり、翌年の夏に期限付き移籍で浦和を離れていたことから、浦和の選手として声援のある埼玉スタジアムでプレーしたのは初めてだった。先日のルヴァン杯ガイナーレ鳥取戦の時にも、サポーターからの声援を「実際には初めてみたいなものなので」と話していたが、これが良いステップになってくれたら喜ばしい。

個々に頑張る京都を外したサイドチェンジが際立った

このゲームは立ち上がりから、京都がサッカーは30分間の競技だったのかと思わせるような追いかけ方をしていたので、浦和もそれほど楽につないでリズムを作ってという状況にはならなかった。ただ、アレクサンダー・ショルツが「相手が90分もたないことは我々も分かっていました。そして最後の15分は完全にスペースだらけでした」と話したように、ロングボールも使いながら時間を過ごしてうまく乗り切った。少し京都に嫌な言い方にはなるが、浦和からすると「勝手に走り回って勝手にバテた」に近い感じなのだろうけど、その時間帯に面食らって失点するようなことがなかっただけで十分と言えるかもしれない。

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