浦レポ by 浦和フットボール通信

これが浦和だ!と誇れる3-0の完封勝利 試合後ソルバッケンと話をして期待が高まる【試合取材後記 今日のミックスゾーンから】

試合後に選手たちが取材対応をするミックスゾーンでの選手たちの様子をたかねえがお伝えします。(Report by 河合貴子)

完封勝利で3連勝を達成

誰がピッチに立とうとも、決して揺るがないものがあった。これが浦和だ!と誇れる3-0の完封勝利で京都サンガFCを下して3連勝を飾った。

開幕戦からスタメンで存在感を出してきたグスタフソン選手は、横浜FM戦で股関節のところに症状があり新潟戦で悪化したため温存となり、さらに新潟戦で負傷交代を余儀なくされた大久保智明選手も欠場する中、安居海渡選手がアンカーを任され、大畑歩夢選手が8試合ぶりの(4月3日 アウェイFC東京戦)先発出場で左サイドバックに入り、渡邊凌麿選手が初のインサイドハーフで起用される形となった。

試合開始から、激しく前線でプレスを掛けて素早くボールサイドへとスライドしてくる京都に押し込まれる展開となった浦和だが、逆にカウンターからチャンスを作り徐々に自分たちのリズムを作り出していった。セカンドボールも拾い、攻守の切り替えも素早く京都陣内で厚みのある攻撃を仕掛ける主導権を握り始めた。しかし、なかなかゴールネットを揺らせない少し焦れる展開となり、前半はスコアレスで折り返すのかと思いきや42分、ついに試合が動いた。

中島翔哉選手がスルーパスをアピタウィア選手に引っ掛けてしまったが、すぐに渡邊選手がプレスを掛け石原広教選手が連動して相手陣内でボールを奪い返したところから、いったんショルツ選手へと下げ後方から攻撃を組み立て直し、石原選手、伊藤敦樹選手、中島選手、前田直輝選手、渡邊選手と小気味の良いテンポでボールを繋ぎ、渡邊選手のからの斜めのパスをエリア内で受けたサンタナ選手のポストプレーに走りこんだ安居選手の豪快なミドルシュートが決まり1‐0で前半を折り返した。

後半、立ち上がりからアグレッシブな姿勢を見せたのは京都であった。46分にこぼれ球に素早く反応した福岡選手のシュートはポストに直撃!決定機を生かしきれない京都をしり目に55分、オフサイドから得た西川周作選手のFKを前田選手がヘッドでスペースに走りこんだ伊藤選手へと展開すると、伊藤選手は相手DFを引き付けながらもしっかりと収めてペナルティーアーク付近に走りこんできた渡邊選手へ丁寧にパスを渡すと、渡邊選手のスキルの高いコントロールショットがゴール右上へと吸い込まれていった。

2点ビハインドを負った京都は、一気に3枚替えをしてきたが浦和の牙城は崩れない。66分には、伊藤選手がトゥーリオ選手に倒されPKを獲得。キッカーを務めたサンタナ選手のPKは太田選手に止められてしまうが、77分に安居選手が相手陣内で京都の攻撃の芽を摘み、フォローに来ていた途中出場の小泉佳穂が素早くサンタナ選手へとショートカウンターを仕掛け、今度は冷静にサンタナ選手がゴールへと流し込み3‐0と突き放した。

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