浦レポ by 浦和フットボール通信

レッズレディースがWEリーグ連覇達成!圧倒的強さを見せた背景にあったものは?

(Report by 河合貴子)

INACが敗れて、2試合を残して優勝が決まる

アジア女王にふさわしい見事なWEリーグ優勝であった。三菱重工浦和レッズレディースは、2試合を残し17勝2分け1敗、勝ち点53、50得点、14失点でWEリーグ連覇を決めた。3月10日にアウェイで開催されたC大阪ヤンマーレディース戦で4‐0の勝利を収めたのを皮切りに、前節の5月6日に開催された、ちふれASエルフェン埼玉戦の2‐1とWEリーグ新記録となる12連勝中と破竹の勢いだ。

今節は、AWCC決勝開催のため前倒しの3月27日アルビレックス新潟戦を2‐0で勝利を収めて終えていたので、浦和を追撃し直接対決が残されていたINAC神戸レオネッサの勝敗にゆだねられていた。

I神戸の対戦相手は、相性の良いとされているジェフ千葉レディースであった。千葉Lの粘り強い守備に苦戦を強いられたI神戸は、前半終了間際の45分に大澤選手が自ら放ったシュートのこぼれ球を押し込まれ先制を許すも、68分に高瀬選手が冷静にPKを決めて同点に追いついた。試合数が1試合多く勝ち点7差の浦和との得失点差は8ゴールだ。2試合を残した段階で引き分けでは、浦和の優勝は決まらない。優勝戦線に踏みとどまるためにもI神戸としたら、喉から手が出るほど大量得点での勝利が欲しいところだった。

だが、追加点を奪ったのは千葉Lであった。85分に鴨川選手のゴールが決まり1-2。猛攻を仕掛けるI神戸であったが、20本ものシュートを放ちながらも決めきることができずに1‐2で敗戦。フクダ電子アリーナに鳴り響く千葉Lの勝利の笛が、浦和の連覇を告げる笛となったのだ。

楠瀬監督をはじめ、浦女たち、浦和を愛する人々はもちろんのこと、全ての浦和ファミリーにとってアディショナルタイムの13分間を複雑な思いで過ごしていた。楠瀬監督は「まさか今日、決まると思っていなかった。正直なところ、ホッとしている」と安堵の表情を浮かべながらも「13分は長いなと。TVの前だったのでこのモヤモヤはちょっときつかった。勝って決めたかったし、でもなあと複雑な思いで見ていた」と話した。

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