浦レポ by 浦和フットボール通信

ヘグモ監督が連勝を目指して、柏戦で大事なると考えているポイントは?

(Report by 河合貴子)

金曜開催のアウェイ柏戦に向けて

インターナショナルマッチウィークの中断明けのアビスパ福岡戦(2‐1)から始まった連戦は、次節の柏戦が金Jのため浦和は4連戦となった。3試合を終えた段階でFC東京戦を1‐2と逆転負けし、鳥栖戦ではしっかりとしたゲームコントロールをして2勝1敗の状況だ。柏戦で勝利して今シーズン初の連勝を飾り常勝軍団への足掛かりを掴みたいところだ。

連戦中ではあったが、浦和はしっかりとオフを取りコンディションの回復に努めて柏戦への準備に入った。ヘグモ監督は、長い間のデーターをベースにし、経験を基にして練習でストリングス、スピード、そして持久力の刺激を入れる『戦術的ピリオダイゼーション』を行っている。この『戦術的ピリオダイゼーション』によって安定した高いレベルの持続可能となり、フィジカルはもちろんだが、戦術的にも技術的も選手個々だけでなくチーム全体でスキルアップしていくことができる。どんなに技術があってもフィジカルが伴わないと、宝の持ち腐れになってしまうことが多いからだ。また、フィジカルがあることで強度の高い練習をすることで技術力も向上していくことができる。

「最初、少し怪我人が出るというようなことがあった」と話すヘグモ監督だが、「そのトレーニングを全員が慣れてきたところもある」とニヤリと笑い「相手の背後のスペース裏に抜ける動きがウイングのところでもインサイドハーフのところでもより多く見られるようになった。そういったところからチャンスを作ることはできている。守備では選手同士の距離感もよくなってきているし、強度も上がっている」と嬉しそうに笑った。

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