浦レポ by 浦和フットボール通信

データマン・ノーミルク佐藤的2024浦和レッズの優勝可能性は?【プレミアムコンテンツで新連載が2月スタート】

浦レポでは2月からプレミアムコースの配信を開始します。現在の購読料500円に加えて、プレミアムコース購読料300円を加えた合計800円(税込880円)で、すべてのコンテンツがお楽しみ頂けます。プレミアムコースの第一弾は、浦レポ×MILKサッカーアカデミー「データ分析で見るヘグモ式 熟練度数」。大人気YOUTUBEチャンネル「MILKサッカーアカデミー」のノーミルク佐藤氏がサッカーデータマンとしてデータ分析で、ヘグモサッカーの熟練度を毎月、数値化してレポートします。今回はVol.0として、積極補強で昨シーズンと2024シーズンはどう変わるのか、データで解説いただきました。お試しとして、2月からの本格始動を前に、今回は会員の皆さまにご覧いただけるようにしました。ぜひお楽しみいただければと思います。(浦和フットボール通信編集部)

(Report by ノーミルク佐藤)
2023年12月08日、浦和レッズは2024年シーズンの新監督にスウェーデンのBKヘッケンからスウェーデン人のペア=マティアス・ヘグモ氏を招聘すると発表されました。約1年後、浦和レッズがリーグ優勝を果たしている場合、ヘグモ新監督へのアプローチと公式発表こそがそのスタート地点だったと言えるのではないでしょうか。

はじめましての方も、「知ってるよ!」とおっしゃって頂く方も、文字媒体で名前を出しながら記事を書かせていただくことはなかなかないので、ご挨拶させてください。普段はMILK SOCCER ACADEMY(=通称、「ミルアカ」)というYouTubeチャンネルを主戦場として、データマンを務めております、ノーミルク佐藤と申します。今回ご縁があり、データ的な観点から今季の浦和レッズを紐解くことを仰せつかりました。どうぞ、宜しくお願い致します。毎月の浦和レッズに関して、データを通じてその歩みをお話させていただきますが、初回である今回は「編成完了時点での2024浦和レッズは2023年チームとどう違うのか、優勝可能性はあがったのか」をテーマに進めさせていただきます。

ご一読いただき、「よかったな」と感じていただきましたら、チャンネル登録…ではなく、記事のご拡散にご協力いただけますと嬉しいです。一緒に今年の浦和レッズの歩みと、さらなる成長を遂げていく姿を確認していきましょう。2024新体制についての話を行うからこそ、一度2023年のチーム状況やデータを振り返りつつ歩みを前に勧めていきたいと思います。

連戦の継続に伴う深刻な戦術の損傷ダメージ

ご周知の通り2023シーズンの浦和レッズは、明治安田生命J1リーグ戦やルヴァンカップ、天皇杯に加え、レギュレーションの変更があり、年またぎの開催となったACL2022の決勝トーナメントを勝ち抜いた決勝のH/Aを戦った上で優勝、ACL2023-2024のグループステージ、クラブワールドカップにも参加するなど、年間60試合を駆け抜けました。

他クラブと試合日程数や参戦大会数に圧倒的な差がある中で、ACL2022の優勝、ルヴァンカップ準優勝、CWC4位の成績は圧巻以外の何物でもありません。J1リーグ4位の成績に関しては、(リーグ側の日程面の調整が厳しかった点は考慮しても)額面通りのままで受け止めるのはやや難しいとも感じます。

11月のルヴァンカップ決勝前にホーム戦で敗れたのは、ACL優勝を果たした4日後の第10節サガン鳥栖戦(●0-2)のみであり、その他リーグ戦でのホーム敗戦は、ルヴァンカップ決勝直後の第32節ヴィッセル神戸戦(●1-2)、第33節アビスパ福岡戦(●2-3)の3試合のみでした。11/12神戸戦は11/4のルヴァンカップ決勝福岡戦(中立地・国立●1-2)、11/8ACL第4節浦項スティーラーズ(アウェイ●1-2)とすべて異なる大会かつ連戦日程の中で行われた大会であり、選手の累積疲労や分析・コーチングスタッフにのしかかった疲労も堪えていたことでしょう。

その後、12/3開催のリーグ最終節札幌(アウェイ◯2-0)の3日後に行われたACL第6節ハノイ戦(アウェイ●1-2)、満身創痍状態と化していた12/22CWC3位決定戦アルアハリ戦(●2-4)含め、内情こそわからないにしても、傍目からでも疲労の濃さが浮き彫りになったタイミングでの敗戦確率の高さは顕著でした。

振り返りながら未来を語るにせよ、敗戦局面ばかり取り上げていても仕方がありません。続いて、2023年のデータも振り返り、2024へと繋げていきましょう。

リーグ戦データから浮き彫りになった顕著な課題感

2023年の浦和レッズは、リーグ最少失点数の失点27(一試合平均失点0.79)を記録しました。試合日程が混雑していなければ、リーグ歴代No.1の記録を打ち立ててもおかしくなかったと感じるのは、実際にリーグのベストイレブンにGK西川周作選手、CBアレクサンダー・ショルツ選手、CBマリウス・ホイブラーテン選手、MF伊藤敦樹選手と、守備側のポジションから4名も選出され、リーグ優勝のヴィッセル神戸と同数だったこともありそうです。

チームとしては失点数だけでなく、被シュート数が第2位(一試合平均10.68本、1位はサンフレッチェ広島の8.62本)、被枠内シュート数も第2位(一試合平均2.94本、1位は鹿島アントラーズの2.62本)、被シュート失点率も2位の7.44%(平均は約10.00%、1位は神戸の7.20%)と、失点以前に相手チームにシュートを打つ局面にすら持ち込ませていなかったことがわかります。

自陣DEF3rdへ侵入された回数は一試合平均34.97回で7位(1位は広島の28.56回)、自陣ペナルティエリアへ侵入された回数は一試合平均10.18回で4位(1位はこちらも広島の8.94回)とTOP3の数値ではなかったものの、浦和はあえて相手に侵入させた上で、ショルツ、ホイブラーテンの両CBで跳ね返すことも守備戦術の一つだったため、チームデータ的には被シュート数や失点の少なさを見ることの方がピッチ上の凄さを私たちも感じられる部分ではないかと思います。

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