猶本光がWEリーグ初戦を白星に導く 浦和の頭脳が難しい展開の中で考えていたこととは
(Report by 河合貴子)
連覇に向けてWEリーグ白星スタート
リーグ連覇に向けて浦女たちが、再び輝き始めた。三菱重工浦和レッズレディースは、タイで開催されたACLプレ大会で格の違いを見せつけてグループリーグ3試合を(スリー・ゴラム・ケララFC戦8‐0、バンコクFC戦6‐1、花蓮女子FC戦6‐0)圧勝して13日に帰国し、WEリーグ・ホーム開幕戦となるちふれASエルフェン埼玉戦に挑んだ。石川璃音選手や高橋はな選手など体調不良で欠きながらも、チームの総合力でしっかりカバーしEL埼玉に2‐1で勝利し白星スタートを飾った。
試合開始から主導権を握った浦和であったが、EL埼玉のしっかりと2ブロックを退きながら池谷監督が名付けた「ドーベルマン・ディフェンス」でボールの寄せが速くなかなか決定機が作り出せない展開になってしまった。
それでも16分には1トップの清家貴子選手が、右ウイングからセンターサークル付近へとポジションを取っていた佐々木繭選手から、縦パスを受けると素早くDFの背後へと抜け出しGKと1対1の決定機を迎えるものの浅野選手のファインセーブで決めきることができなかった。
楠野監督は「一回、あのような突破を見ちゃうと、みんなそこに頼っちゃう所もあって」と苦笑いしていたが、浦和はタイ遠征の疲れもあったのか、先制点を獲りたい思いが強すぎたのか、縦に早い攻撃を仕掛けて自分たちのリズムを作り出すことができないもどかしい前半になりスコアレスで折り返すことになってしまった。
(残り 1886文字/全文: 2520文字)
この記事の続きは会員限定です。入会をご検討の方は「ウェブマガジンのご案内」をクリックして内容をご確認ください。
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。
外部サービスアカウントでログイン
Twitterログイン機能終了のお知らせ
Facebookログイン機能終了のお知らせ