浦レポ by 浦和フットボール通信

ACLホーム初戦に大勝も、浮かれることなく地に足をつけて考えられる選手の存在が頼もしかった【試合取材後記 今日のミックスゾーンから】

試合後に選手たちが取材対応をするミックスゾーンでの選手たちの様子をたかねえがお伝えします。(Report by 河合貴子)

ACLホーム初戦を6得点の快勝

スキルの高い外国籍選手を補強してACL初勝利を目論むベトナムの王ハノイFCを相手に、ホーム埼玉スタジアムで6-0と完封勝利で快勝をおさめた。厳しい残暑から一変し冷たく静かに降り注ぐ秋雨が、浦和の勝利によって心地よく感じる夜となった。

試合開始から攻守においてアグレッシブに闘い、主導権を握ったのは浦和であった。先制点が決まったのは9分だ。しかも、酒井宏樹選手の縦パスを受けた高橋利樹選手のクロスをGKのブイ・タン・チュオン選手がクリアーして得た最初のCKであった。左CKから岩尾憲選手がファーへと送ると、そこにフリーで待ち受けていたのはホセ・カンテ選手であった。カンテ選手のボレーシュートが、相手のオウンゴールを誘い先制。

さらに厚みのある攻撃を仕掛ける浦和は16分、荻原拓也選手のクロスをペナルティーエリア内でクリアーしようとしたダミアン・ル・タレク選手にプレスを掛けにいった高橋選手が倒れこみシミュレーションを取られてイエローカードとなってしまったが、VARとオンフィールドレビューによりPKを獲得し、冷静にPK職人アレクサンダー・ショルツ選手が決めて2-0とした。

リードを広げた浦和は、高橋選手とカンテ選手の2トップにして4-4-2へと変更と、少し流れが悪くなってしまったが、37分にインターセプトしたカンテ選手が素早く展開し、ラストは高橋選手が冷静にゴールへと流し込み3-0。

ビハインドを負ったハノイは、40分のミラン・イェブトビッチ選手のアーリークロスからジョエル・タグウ選手の強烈なヘディングシュートも、43分のダグウ選手の至近距離からのシュートも、アディショナルタイムのエルリソン・カイオン選手のシュートも、西川周作選手が好セーブを見せてゴールを死守し、前半を3-0で折り返した。

優位に試合を進める浦和は、ハーフタイムに岩尾選手に替えて柴戸海選手を投入。システムも通常の4-2-3-1へと戻し、冷静にゲームをコントロールし始めた。

そして、63分には酒井選手と小泉選手に替えて大畑歩夢選手と早川隼平選手を投入。その3分後の66分、早川選手の左CKをピーポイントで合わせた関根選手のヘディングシュートが決まり4-0。さらに70分には、関根選手が倒されてPKを獲得。キッカーのカンテ選手のPKはGKに弾かれてしまうも、こぼれ球に素早くカンテ選手が反応して5点目を叩き出した。

攻撃の手を緩めない浦和は、73分にカンテ選手と高橋選手に替えて興梠慎三選手とエカニット・パンヤ選手を投入し攻撃を活性化していった。

ハノイも何とか反撃を試みようと3枚替えしたりするものの試合の流れを変えることはできず、85分の大畑選手のシュートのこぼれ球をパンヤ選手が押し込み6-0。試合終了間際に、ファム・トゥアン・ハイ選手が強烈なミドルシュートを放ち意地を見せるも、西川選手が左手でファインセーブして無失点で大勝に花を添えた。

1発で打開できる攻撃力があるハノイを相手に、試合開始から主導権を握り先制し、追加点を奪い、途中出場の選手たちも躍動することができ理想通りのゲーム運びができたことに、思わずほくそ笑んでしまった。

完敗したボジダル・バンドビッチ監督の表情も暗い。報道陣からの質問もなく、試合の総括だけで記者会見があっさりと終わった。

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