浦レポ by 浦和フットボール通信

安居海渡が新境地のトップ下で、「遠くない未来に日本代表に行ける可能性がある」と手ごたえ

(Report by 河合貴子)

まだ試行錯誤中ながらも確実にステップアップ中

今シーズン、開幕2試合はベンチ外で忸怩たる思いを抱いていた安居海渡選手。浦和の激戦区の1つであるボランチのポジションで試合出場ができなければ、「自分は、トップ下でチャンスがあれば闘う」と決意して挑んでいた。マチェイ・スコルジャ監督からは「前からのプレスも、シュートも良いものを持っているから、それをドンドン出せるのはもう一つ高い位置ではないか」と提案もされていた。

やっと出場機会が回ってきたC大阪戦で、途中出場ながら勝利を呼び込む値千金の逆転ゴールと共にJリーグ初ゴールを決めた。このゴールをキッカケに安居選手は、C大阪戦から公式戦連続18試合出場を果たしている。

やはり安居選手の魅力は、豊富な運動量と強烈なミドルシュートだ。非常にタフな選手だ。攻撃の組み立ての部分では正直なところ、すごく器用な選手とは言い難いところがある。しかし最初は不慣れなトップ下で、ぎこちなさもあったが、試合を重ねるごとに前線からのアグレッシブな守備のスイッチや、攻撃の起点となるパスもだいぶスムーズになってきている。

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