若き守護神、福田史織が試合後にみせた悔し涙の理由は
(Report by 河合貴子)
GKとしての責任感
あと1つ勝てばWEリーグ初制覇が決まる。優勝に王手を掛けながらも、三菱重工浦和レッズレディースは、1-2でAS長野パルセイロレディースに逆転負けを喫してしまった。
ミックスゾーンで目が合った瞬間、福田史織選手の頬を大粒の涙がポロポロとこぼれていった。「すみません」と目頭を両手で抑えた。失点は、チーム全員の責任だ。ボールの失い方、失ってからのプレスのかけ方などあらゆる要素がある。だが、福田選手はゴールを死守する最後の砦のGKの責任感から自責の念に駆られていた。
68分、テンポよくボールを繋がれてマイナスのクロスから決まった大久保選手の同点弾は、ペナルティーエリア内には浦和の選手たちが7人帰陣していた。大久保選手は、フリーでエリアの外から放ったのだ。意表を突くシュートであった。
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