逆転勝利も勝利に酔いしれる浦和の選手は誰もいない 次に勝利してGS突破を決める覚悟を感じた【試合取材後記 今日のミックスゾーンから】
試合後に選手たちが取材対応をするミックスゾーンでの選手たちの様子をたかねえがお伝えします。(Report by 河合貴子)
川崎に勝利してグループ首位に
過酷な7連戦中の2戦目は、YBCルヴァンカップ・グループステージ突破をするためにラストチャンスと挑んだ川崎フロンターレ戦だ。前節のリーグ戦をアウェイで福岡と闘い痛恨のスコアレスドローから中3日と厳しい状況の中で、スターティングイレブンを総入れ替えして臨んだ。
開始早々の3分に瀬川選手のシュートが決まり失点するも、浦和はしっかりとボールを保持しながら焦らずに攻撃を仕掛けていった。しかし、決定機を決めきれずに前半を0-1で折り返した。
YBCルヴァンカップを生き残るためには、勝利は必須だ。ポストプレーや前線からの献身的なプレスをかけていたホセ・カンテ選手が、ダヴィド・モーベルグ選手からのパスを受けると冷静に相手のプレスを交わして豪快なシュートを叩き込み同点。浦和も川崎も混戦模様のBグループを抜け出すためには、引き分けは困る。先に動いたのは川崎のベンチだった。58分、先制点を叩き出した瀬川選手に替えて遠野選手を投入。浦和もすぐに馬渡和彰選手に替えて酒井宏樹選手を投入し、さらに温存していた大久保智明選手、伊藤敦樹選手、安居海渡選手を69分に投入し活性化して勝利を目指すと、川崎もその4分後に3枚替えをしてきた。にらみ合うような展開の中、刻々と時間だけが過ぎていく。
YBCルヴァンカップ4戦を全て引き分けてきた浦和だけに、何としてでも勝ちたい選手の思いと浦和を愛する人々の思いがボールに宿った。89分、酒井選手のクロスがシミッチ選手のオウンゴールを誘ったのだ。浦和は、川崎を2‐1で下しYBCルヴァンカップ初勝利で勝ち点7ポイントとし、得失点差で首位に浮上した。残り1戦、アウェイで清水に勝てば文句なしにプライムステージへと進める。会見場に向かう足取りも当然ながら軽い。
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