安藤梢がサッカー人生初のPK献上も、若手の成長を感じた理由は
(Report by 河合貴子)
PK献上もゴールは奪わせず
WEリーグ初制覇に向けて首位を独走する三菱重工浦和レッズレディースは、ジェフユナイテッド千葉レディース戦を3-0で快勝した。千葉の決定機といえば、65分の千葉選手のPKのシーンと80分のカットインからの千葉選手のシュートシーンぐらいであった。前線からのはめ込む守備で連動してボールを奪い、攻守において主導権を握り力の差をみせつけた勝利であった。
だが、2-0と浦和がリードした3分後に、左サイドバックの藤代選手のロングフィードを中盤で塩越柚歩選手がカットできずに流れたところを千葉選手に拾われて、一気にエリア内へとドリブルで走りこまれてしまった。対応したのは安藤梢選手であった。センターバックの石川璃音選手に指示を出しながらインターセプトを狙った。逆サイドから水谷有希選手もゴール前へと守備に戻ってきていた。
千葉選手と間合いを詰めた安藤選手は、スライディングで阻止を試みた。しっかりとボールにアプローチしている後から、千葉選手がダイブしているようにも身びいきかもしれないが思えてしまう。しかし、無情にもPKの判定になってしまった。PKを告げる笛を聞いた瞬間、安藤選手は両手を膝に当てガックリと肩を落とした。そして納得がいかない表情を浮かべた。
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