2023.05.22

試合巧者ぶりをみせて千葉に快勝　WEリーグ初制覇に王手をかける【河合貴子試合のポイント/WEリーグ19節千葉戦】

2023年05月22日 6時52分　
カテゴリ：レディースレポート
タグ : photo • レッズレディース

（Report by 河合貴子）

清家が2ゴール1アシストの活躍

今シーズン、公式戦で唯一敗戦を喫しているINAC神戸レオネッサを、前節アウェイの地で２－１と勝利を収めて勝ち点７ポイント差とした三菱重工浦和レッズレディースは、WEリーグ初制覇に向けて盤石な体制だ。大一番の神戸戦を勝利し気が緩むことなく、ホーム浦和駒場スタジアムにジェフユナイテッド千葉レディースを迎えた１戦は３－０と快勝した。

「相手が、試合巧者というか、１点を獲ってからも慌てずにプレーしていた」と三上監督は悔しそうに記者会見で話していたが、力の差は歴然としていた。パススピード、攻守に切り替えの速さ、ポジショニング、判断力、連動性など、これがWEリーグ制覇を狙うチームだとピッチの中でオーラを浦女たちは放っていた。そのオーラに千葉の選手たちは飲まれているようであった。

試合開始から主導権を握ったのは、もちろん浦和だ。５分、鋭い読みで遠藤優選手が力強くインターセプトし、猶本光選手に預けてエリア内へと走りこみリターンをもらいゴールライン際からマイナスのクロスを入れた。そのクロスに合わせた島田選手のシュートは清水選手のファインセーブに阻まれてしまったが、浦和らしい決定機であった。

「優の良さは、どんどん前に行って、どんどん守備して～そこが良いんだからどんどん遣ってやれ」と楠瀬監督から遠藤選手は言われていたそうだ。

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