浦レポ by 浦和フットボール通信

今季で最も難しいかもしれないゲーム それでもリーグ戦の結果につながる【轡田哲朗レッズプレビュー/鳥栖戦】

(Report by 轡田哲朗)

周囲より少ない3試合を全て勝てば首位と並ぶ

浦和レッズは5月10日にリーグ戦の10試合目でサガン鳥栖と対戦する。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝が入った関係で、浦和は他のチームより3試合少ない。あくまでも数字の話だけをすると、その3試合を全て勝利すると首位のヴィッセル神戸と勝ち点で並ぶことができる。その事実は、これらの試合に対する重要性を理解するのに十分ではないだろうか。

とはいえ、選手たちもマチェイ・スコルジャ監督以下のコーチングスタッフたちも人間なので、あの満員の埼玉スタジアムで激闘を終え、アジア王者になったという達成感を味わってわずかに中3日だ。翌日をオフにしたことは明らかにされているので、実質的なトレーニングも2日のみだし、アル・ヒラル戦に完全コミットしたところからの切り替えも容易ではない。せめてもの浦和にとってプラスになる要素は、彼らが日曜日のゲームをしたことによって中2日であることくらいだろうか。

その試合に、いわゆる「週末のメンバー」をそのまま起用するのか、主に3試合のルヴァンカップで起用された「水曜日のメンバー」でいくのか、あるいはその中間的なミックスしたメンバーでいくのかは、それこそ完全なる「マネージャーズ・チョイス(監督による選択)」と呼ばれるもの。私の意見は仮に総入れ替えでなくとも多くの「水曜日のメンバー」を起用することを推奨するものだが、そうでないメンバーがピッチに並んだとしても受け入れられる。

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