浦レポ by 浦和フットボール通信

結果がすべての決勝戦 「1.5倍の勇気」で共に勝ち取るスタジアムに【轡田哲朗レッズプレビュー/ACL決勝第2戦アルヒラル戦】

(Report by 轡田哲朗)

まずは積み上げてきた自分たちを信じてスタートするだろう

浦和レッズは5月6日にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の決勝第2戦で、アル・ヒラル(サウジアラビア)とのゲームを戦う。リカルド・ロドリゲス監督が指揮した2021年に天皇杯を制したことで出場権を得た大会は、昨年にグループステージと東地区決勝トーナメントを勝ち抜いて、この決勝戦に至る。天皇杯の初戦は21年6月9日だったからほぼ2年間、3シーズンにまたがった道のりのラストだ。

先に条件を整理しておくと、浦和はアウェーでの初戦を1-1で引き分けたことにより、アウェーゴールのアドバンテージを手にしている。勝利はもちろん、0-0の引き分けで終わった時にも浦和が優勝になる。一方で、敗戦と2-2以上のスコアで引き分けた際はアル・ヒラルの優勝。1-1で90分を終えると延長戦に入るが、この15分ハーフにアウェーゴールは適用されない。純粋に得点の数を競い、差がつかなければPK戦に突入する。

マチェイ・スコルジャ監督は、今季の就任からこのタイトルマッチを念頭にチーム作りをした部分があり、リーグ戦のメンバーを固定傾向にしたのも狙いの1つだった。アウェーでの厳しい展開が見込まれる初戦でもスタメンを変更しなかったことから、このホームゲームでも同じメンバーからスタートする可能性が極めて高いと見る。今回はサウジアラビアへの移動もなく、大原サッカー場での調整が続いたことからベンチを含む登録メンバーの決断はギリギリまで待つこともできたが、1人ないし2人の変更の可能性があるかどうかだろう。

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