マリウス・ホイブラーテンが6万人の後押しに期待「我々にとっては、12番目の選手で存在感の強いスペシャルな選手」
(Report by 河合貴子)
ショルツとJ屈指の最終ラインを築く
Jリーグ屈指のセンターバックコンビが、ACL決勝の舞台で破壊力のあるアル・ヒラルの攻撃陣の前に赤い壁となって立ちはだかる。赤い壁の一角を担うマリウス・ホイブラーテン選手が、ノルウェー1部のFKボーデ/グリムトから浦和へやって来たのは春まだ浅い2月のことであった。チーム合流をしてわずか2週間でJリーグの開幕戦となったFC東京戦でデビューすると、相方のアレクサンダー・ショルツ選手とのコンビネーションが試合を重ねるごとに屈強のものになっていた。
「しっかりとチームの中に溶け込む時間はあった。監督も選手たちも、ものすごく良くしてくれる。自分としても、良いポジションを確立することができたと思っている」とホイブラーテン選手は嬉しそうに笑った。
そして、ショルツ選手とコンビについて「お互いに同じような形でゲームを読んでいるというか、サッカーを理解している」とピッチの中で大切になってくるゲームの流れを読む力と、何をすれば良いのか方向性が同じであった。例えばホイブラーテン選手がボールホルダーに対してチャレンジを掛けると、ショルツ選手が良い距離感でカバーリングに入る。それは、ピッチの中で最優先すべき事柄の判断が共通認識でプレーができることにつながっているのだ。
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