浦レポ by 浦和フットボール通信

塩越柚歩がポリバレントな能力を発揮 猶本光がボランチのプレーを伝授

(Report by 河合貴子)

ボランチのプレーにも手応え

三菱重工浦和レッズレディースが誇れる強さの要因の1つに、複数のポジションをこなすことができる選手が何人もいることだ。ポリバレントな選手がいることで、試合の流れによって選手交代をしなくてもシステムチェンジすることができるし、不測の事態が起きても上手く対応できる。高橋はな選手や長船加奈選手が戦線離脱しても安藤梢選手がセンターバックの一角を任されたり、清家貴子選手を右サイドバックからトップに上げることもできる。

さらに、左サイドバックの佐々木繭選手も上野紗稀選手も、右サイドバックの水谷有希選手もボランチでプレーした経験を活かしてインナーラップして、ボランチの役割を担い、栗島朱里選手や柴田華絵選手を前線へと押し出すこともできる。猶本光選手をはじめボランチ、サイドバック、前線の選手までポリバレントな選手たちがいることで、かなり流動的にあうんの呼吸でポジショニングを替えて攻撃のリズムを作り出すことができるのだ。

塩越柚歩選手もポリバレントな選手の一人だ。サイドハーフ、トップ下、ボランチもこなせるユーティリティーのスキルを発揮している。通常の4-2-3-1システムでは、左サイドハーフを任されている塩越選手である。逆サイドには当たり負けないスピードとゴールへの推進力がある清家選手がいる。

(残り 1409文字/全文: 1978文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ