浦レポ by 浦和フットボール通信

試合数を増やすため試合 ここからの3試合はサバイバル【轡田哲朗レッズプレビュー/ルヴァン杯湘南戦】

(Report by 轡田哲朗)

水曜日の試合は大幅ターンオーバーか、カンテは出場可能

浦和レッズは4月19日にルヴァン杯の第4戦で湘南ベルマーレとのホームゲームを戦う。大会方式を整理すると、4チームずつ5グループに分かれてホーム&アウェーで6試合を戦い、各グループの1位が無条件で突破。2位の場合は、5グループの2位同士で成績を比較して上位3チームが突破して合計8チームが上に進む。このグループでは、湘南が勝ち点5、清水エスパルスが勝ち点4、浦和が勝ち点3、川崎フロンターレが勝ち点2と続く。

グループの前半戦の3試合はすべて引き分けた。ホームで引き分けた清水戦は試合内容からしても勝利すべきものだったが、他の2試合はアウェーで悪くない結果だったし、相手に勝ち点3を与えなかったという言い方もできる。しかし、各対戦が残り1試合ずつになったところであり、浦和は自分たちより勝ち点を持っている湘南と対戦するわけなので、このゲームに関して引き分けの持つ価値は大きくない。むしろ、その結果は湘南が喜ぶので、勝利を手にしなければいけないだろう。

とはいえ、マチェイ・スコルジャ監督のこれまでの起用からも水曜日開催のこのゲームは大幅なターンオーバーが見込まれる。柴戸海が復帰したことで、安居海渡をトップ下に配置しても中盤の総入れ替えが可能だ。アレックス・シャルクとブライアン・リンセンの状態が分からないところはあるが、マチェイさんがAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝を重要視しているのは伝わっていると思う。23日にリーグ戦で戦う川崎戦を終えるとチームはすぐに中東へ飛ぶと見込まれるので、それも念頭に置きながらプレータイムの調整と試合結果の両取りを狙っていくことになるだろう。マチェイさんも「もちろん、アル・ヒラル(サウジアラビア)と対戦するACL決勝のことは考えなければいけない。しかし同時に、湘南戦で勝ち点3が必要な状況でもあり」と、現状を話している。

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