浦レポ by 浦和フットボール通信

岩尾憲が感じている現在のサッカーの手応えと課題とは【河合貴子 試合のポイント/ルヴァン杯 清水戦】

(Report by 河合貴子)

清水との一戦は痛恨の引き分けに

YBCルヴァンカップ・グループステージ第2節を、ホーム浦和駒場スタジアムで昨シーズンまでJ1で闘っていた清水を迎えて1-1と引き分けた。中2日でJ2リーグ群馬戦を視野にいれた清水は、主力を温存して挑んできた。乾選手のスキルと豪快なシュートを決めたコロリ選手以外は、個々のスキルの差は歴然していた。J1とJ2の差はさほどないと一般的に言われているが、一生懸命に頑張っていた清水選手たちに申し訳ないと思うけど正直サブメンバーだと力の差はあると感じてしまった。言い方は悪いが、年俸だってスキル並みに違うはずだ。ほぼ主力組で挑んだ浦和が、試合序盤から主導権を握ったのは当然のことであった。だが、勝てなかった。

マチェイ・スコルジャ監督は「非常に残念な結果になった。今日は重要な勝ち点2を失った」と怒りに満ちた表情をし「この試合を勝ったという気持ちになるのが早かったかもしれない。少し集中力や注意力が低下していたと思う」と試合を振り返っていた。グループステージ1位を狙う浦和からしたら、痛恨の引き分けである。清水に勝利をしていれば勝ち点4ポイントで首位に立ち、優位にグループステージを戦えるところであった。

この痛恨の引き分けをしっかりと分析し、多くを学び、今後のリーグ戦に生かしていこうと気持ちを切り替えていた選手がいた。ピッチ上の監督と称される岩尾憲選手だ。

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