浦レポ by 浦和フットボール通信

レディース楠瀬監督が沖縄キャンプを経てリーグ再開に向けて手ごたえを語る

(Report by 河合貴子)

若手選手の台頭にも期待する

ウィンターブレイク中のWEリーグが、約2ヶ月間の期間を経て3月5日に再開する。2022-23シーズンが開幕してから三菱重工浦和レッズレディースは公式戦を15試合闘い、リーグ・カップを無敗(グループステージ3勝2分け。決勝・東京NB戦3-3 PK4-2)で飾り優勝し、皇后杯は準々決勝で敗退(4回戦 AC長野戦3-1 準々決勝神戸戦 1-2)、リーグ戦を6勝1敗で11勝2分け2敗と本当に素晴らしい成績を残している。

だが、浦和が2敗した相手がINAC神戸レオネッサだ。同じ相手に2度も負けるのは、いくら昨シーズンの主力だった池田咲紀子選手や柴田華絵選手、高橋はな選手たちを怪我で欠いていたとしても浦女たちのプライドが許さない。リーグ制覇を狙うためには、神戸は目の上のたんこぶだ。しかも勝ち点1差で首位神戸を追撃する形で、リーグ後半戦を迎える。浦女たちの後半戦に掛ける思いは、相当なものであった。それは細かいところまで意識を高く練習に取り組む選手たちの頼もしい姿からも感じとることができた。

2月14日から19日まで沖縄キャンプも行われていた。楠瀬監督は「選手たちもコンディションが良かった。かなり積極的にトレーニングをやった。選手たちも積極的にトレーニングに関わってくれた。かなり疲労があるかなと思ったが、良い方向に向かっていると思う」と沖縄キャンプでの手応えを感じながら「神戸に負けたショックは、みんなある。「どうしても叶わない」「何かを変えていかないと」というのはない。それよりも、そこまで福田史織も石川璃音たちが怪我人がいない中で頑張ってくれていた。そこに怪我人が戻ってくるので、レギュラー争いがしれつになっている。まだキャプテンのハナ(柴田選手)や菅澤がベストな状態ではないので、若い子たちが伸びてくれたら」と笑った。

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