誰が相手を背負って受ける練習をするか ちょっとした違いを感じたこと
(Report by 轡田哲朗)
ほぼ全員が開幕週に揃っているのはコーチングスタッフの素晴らしい仕事
浦和レッズは2月13日に一般公開でトレーニングを行った。練習試合というワードが取材対応で出てきてしまったので何とも言い難い気持ちはあるが、要はちょっと負荷の高いことをした翌日にオフがあって、この日がオフ明けで18日のリーグ開幕戦のFC東京戦に向けた5日間のクールの初日ということ。それもパスコントロール系のメニューがほとんどで軽く終わったので、この日の練習を見てFC東京への対策がどうのこうの、ということにはならないだろう。マチェイ・スコルジャ監督が相手への対策をどれくらい施すタイプなのかどうかも含め、9割以上がベールに包まれていると言っていい。
その1割ほどの要素を強いて言えば、この日にキャプテン就任が発表された酒井宏樹が途中から別メニュー調整になり、明本考浩と犬飼智也が室内調整だった以外は全員が全体トレーニングをフルでこなしていたこと。試合は週末なので、この時点で明らかに出場が難しいと言うべき選手はいないだろう。この開幕週に入ったところでほぼ全員が揃って負荷をきちんと掛けられているという時点で、コーチングスタッフによるプレシーズンのコンディション作りは称賛されるべき。それも沖縄県トレーニングキャンプで完オフがわずか1日だったように、練習量の少なさが主要因と見られるものではないから、ここまでは素晴らしい仕事が進んでいると言っていいだろう。
ボランチに背負って受けることを要求するのかどうか
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