浦レポ by 浦和フットボール通信

狙いの表現と起こることの循環 勝利や得点差よりポジティブなこと【轡田哲朗 沖縄キャンプレポ15日目/TM大宮戦】

(Report by 轡田哲朗)

大久保や小泉がゴールしているのは、狙いが出ている証拠

浦和レッズは沖縄県でトレーニングキャンプを実施中の1月25日に大宮アルディージャとトレーニングマッチを行い、45分×2本の公式戦と同じような90分間で4-1の勝利を収めた。毎回のように記載するのは申し訳ないが、キャンプ中のトレーニングマッチはクラブとの申し合わせにより、11人の布陣図など全体のメンバー構成が分かってしまうようなものの掲載は差し控えることになっている。

90分のゲームに対して浦和のメンバーは少し多いので、必ずしも全員が同じようなプレータイムを確保したわけでもなく、この日のゲームで出場を見合わせた選手もいる。それは自然なことなので気にしなくてもいいが、先日の沖縄国際大学戦で大久保智明が2得点したのに続いて、この大宮戦では小泉佳穂が2得点した。これら4得点の中にペナルティーエリア外からのスーパーミドルのようなものはないので、彼らのような選手がそういうゴールをしたこと、つまりシュートを決めるのに自然な位置にいたことは今季の狙いが表現されたものと言えるだろう。

一方の大宮はキャンプインからちょうど1週間くらいで少なからず彼らにも疲労はあるし、前日に試合もしていたとのこと。彼らのメンバーもまた全部を明かすということにもしづらいが、浦和の立場からこのゲームを見た時に割り引くべき要素はそのあたりになってくるだろう。

小泉や西川と話した中身、うまくチームが引き継がれていること

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