浦レポ by 浦和フットボール通信

セカンドユニフォームにあの水色を採用したことで感じたこだわり

(Report by 河合貴子)

浦和レッズの2023シーズンがスタート

昨年の11月16日に開催されたフランクフルト戦を最後に、止まっていた浦和の時計がついに動き出しだ。マチェイ・スコルジャ新監督の下で新シーズンがスタートしたのだ。2023シーズン新体制発表記者会見が、お正月気分が抜けきらない松の内に開かれた。1月6日にチームが始動したのは初めてのことであるが、昨シーズンのサッカーカレンダーを見ると新年早々の始動は納得ができる。

記者会見場に足を踏み込んだ途端、真っ先に目に飛び込んできたのは水色のセカンドユニフォームであった。浦和の公式YouTubeで水色のユニフォームを目にしていたが、実物を見るのは初めてであった。鮮やかな水色というよりは、少しグレーがかった重厚感がある水色であった。

浦和にとっては、「禁断の水色」「悲運の水色」とこの30年間言われてきた。浦和のチームカラーは、赤を動、白を静、黒を知とした赤・白・黒だ。そもそも浦和の真っ赤なダイヤモンドの原点は、歴史を遡ること1978年のことだ。浦和の前身である三菱重工サッカー部は、青を基調したユニフォームであったが、三菱重工に4年半ぶりのタイトル獲得となったJSLカップで初めて着用したのが真っ赤なユニフォームだったのだ。浦和の赤は、ここから始まった。

そして1992年の設立と共に、ファーストユニフォームは、背面を赤一色とし全面は赤を基調に白と黒のコントラストの縦縞模様で、白パンツに膝あたりが赤く白のラインが入った黒のストッキングであった。セカンドユニフォームは、白を基調して肩にかけて黒のグラデーションであった。対戦相手によって、白、黒、白や白、黒、赤などの組み合わせで使用していた。

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