浦レポ by 浦和フットボール通信

今季初黒星のレッズレディース 最初に当たったこの壁を乗り越えられるか【轡田哲朗レッズレビュー/WEリーグ第5節神戸戦】

(Report by 轡田哲朗)

CBの離脱が相次いで安藤を起用、Jリーグだと編成を批判されるかも

三菱重工浦和レッズレディースは12月11日のWEリーグの5試合目でINAC神戸レオネッサと対戦し、1-2で敗れた。WEリーグカップの優勝からスタートしたシーズンで今季の初黒星になってしまった試合だったが、総じてみれば悪くないところが大半だったと言えるし、これから似たようなことをしてくる相手には少し課題が継続するかもしれないという見え方もした。

浦和は南萌華が昨シーズン限りでイタリアのローマに活躍の場を移して、長船加奈が長期離脱中。高橋はなが先日に膝の負傷で長期離脱が決まり、3枚のレギュラークラスのセンターバックがチームから離れてしまった。前の試合から安藤梢がそのポジションに入っているが、長船が再手術になってしまったのは4月のこと。シーズンの公式戦スタートが8月の半ば過ぎだから、WEリーグが発足してプロ化したという観点でいくとオフの編成がどうだったかということにはなるかもしれない。この辺は少し長い視点でリーグとチームの成長とか発展を見ていくべきことなのかもしれないけれども、Jリーグで優勝争いをしようと目論むチームが同じ感じになったら結構な批判を受けそうな気はする。

INACは「最近はやりの」と言ってしまってはなんだけれども、5枚で幅を消したところから前進指向でボールを奪って速く攻める戦術を取っていた。今、開催されているワールドカップ(W杯)だとオランダ代表に似たニュアンスのあるチームと言えるかもしれない。実際にこのゲームで先制点を奪った守屋はオランダでいうところのデンゼル・ダンフリースのような役割をかなり良いレベルでやっていたと思うので、力のある選手がいるチームがこの形でやってくることの手強さみたいなものも感じられる試合になったかもしれない。

今季ここまでの歩みと模索、盤面と役割分担

今季の浦和は楠瀬直木監督がチーム全体を作る形になっていて、昨季までに比べるとサッカーが近代化した感が強い。全体に局面の突破に偏っていたところから、少し盤面が整理される方向に進んでいて、4-4-2から4-3-3に変化しつつ、最終的には片方のサイドバックが高い位置までいく3-3-4のような感じになっていく。ただ、その役割分担としてどこに誰を配置していくかということになると、シーズンの最初の時点からは色々と模索があった。

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