浦レポ by 浦和フットボール通信

2年連続の得点女王に向けて、菅澤優衣香が圧巻のハットトリック【河合貴子 試合のポイント/WEリーグ第2節東京NB戦】

(Report by 河合貴子)

ベレーザとの撃ち合いを制す

WEリーグ初代カップ戦の栄光を手にした三菱重工浦和レッズレディースは、2022-23YogiboWEリーグでも順調な滑り出しをみせている。

AC長野パルセイロ・レディースを3-2で破り開幕戦を白星スタートで飾り、第2節ではWEリーグカップの決勝の舞台で死闘を繰り広げた日テレ・東京ヴェルディベレーザ戦では5-3としっかりと勝利を収めた。

ホームの東京NBはカップ戦の決勝のリベンジとして意気込んで臨んでいたが、体調不良により得点源の植木選手や右サイドバックで攻守においてスキルの高さがある西川選手を欠き、下部組織のメニーナの土方選手を3トップのセンターFWとして起用し、右サイドバックには若手の坂部選手をスタメンで送り出してきた。

一方の浦和は、「島田が調子が良かったから」と楠瀬監督は話していたが、カップ戦で苦戦をしいられた反省を生かし、通常の4-2-3-1菅澤優衣香選手と島田芽依選手の2トップの4-4-2システムチェンジして挑んだ。

前線からのはめ込む守備から、攻守において主導権を握ったのは浦和であった。東京NBの攻撃の起点となるアンカーの三浦選手にうまくプレスを掛けて攻撃の芽を摘み、試合開始から5分ほどで決定機を3回ぐらい迎えた。しかし、先制したのは東京NBであった。7分、DFの背後を狙った木下選手のクロスに岩﨑選手にファーサイドから走り込まれて先制点を許してしまった。

(残り 1860文字/全文: 2475文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ