土壇場のPKで引き分けに 酒井宏樹がチームに必要だと感じているものとは【河合貴子 試合のポイント/J第27節札幌戦】
(Report by 河合貴子)
札幌に圧倒されるも引き分けに持ち込む
リカルド・ロドリゲス監督は「全体的に見たら悪くはないと思っている。チャンスの数や決定的な場面を考えれば、悪くはなかった」と悔しがった。ペトロヴィッチ監督は「今日の札幌は、素晴らしい闘いを見せたと思う。立ち上がりからプレッシャーを掛けて、走る、闘う、コンビネーション、ゲームを作るなど含めて相手を押し込める闘いができた。自分たちのプレスで、(浦和に)蹴らせて回収して主導権を握ったという闘いを見せられた」と微笑んだ。
試合を通して決定機が多かったのは浦和だが、ボールの支配していたのは札幌で支配率は62%であった。共通認識を深めてチームの完成度を高め、少しでも順位を上げて来シーズンへと繋げていく手応えを感じたいと浦和と、自分たちのスタイルを貫きしっかりとJ1残留を決めたい札幌の両者の思惑があったが、正直なところ『どっちもどっち』と思える試合であった。結果、1-1の痛み分けとなってしまった。浦和を愛する人々からしたら、もっとポゼッションをして内容と結果にこだわり勝ちきりたい試合であった。夜更けの冷たい雨が、足取りさえも重くした。
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