浦レポ by 浦和フットボール通信

マンマーク型との再戦、勝てるマッチアップを見つけること【轡田哲朗レッズプレビュー/札幌戦】

(Report by 轡田哲朗)

勝っているチームを変えない傾向のリカさん、コンディションだけ

浦和レッズは12日にリーグ戦の32試合目、北海道コンサドーレ札幌とのホームゲームを戦う。このゲームを終えるとカップ戦2つの決勝を各週末に入れる関係で29日まで試合が空くので、ひと段落という感覚を得るタイミングにもなるだろう。ミハイロ・ペトロヴィッチ監督と杉浦大輔コーチのコンビは浦和戦が古巣対決なのだけど、もう5年目で10試合目だから慣れたものという感じもある。現在のチームでミシャ時代を知るのは選手だと西川周作と関根貴大くらいで、札幌では駒井善成と興梠慎三がいるが、興梠は浦和から期限付き移籍中のために出場はできない。

浦和は8日のサガン鳥栖戦で公式戦6試合ぶりの勝利をマークしている。特に、手法に違いはあるものの2試合連続でハイプレス系の相手に4失点していたところから、早めにボールを前に置くことでプレスを回避するやり方を取ったことや、久々にサイドバックを内側に絞らせる形の3バック変化で基本を組み立てたことなど、過去に使ったことのある引き出しを上手く使用しながら相手の目先を変えた。本来ならこのような相手の弱点を突く、あるいは相手の長所を出づらくするという要素をもっとシーズンの中で使うのではないかと予想していたところもあるが、その辺りの話はシーズン後にまとめてするのが良いのかなと思っている。

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