浦レポ by 浦和フットボール通信

ブライアン・リンセンが残り4戦の出場に意欲「先発メンバーでスタートしてゲームの感覚を取り戻したい。一番欲しているのはアドレナリンだ」

(Report by 河合貴子)

ラストピースがようやく復帰

「毎試合ゴールを決めたい気持ちだけだ」と『浦和のラストピース』と言われたブライアン・リンセン選手は意気込んだ。リーグ終盤にきて停滞する浦和にとって、リンセン選手の戦線復帰は大きな起爆剤となるはずだ。

フェイエノールトから夏のウィンドウで浦和へとやってきて、浦和デビュー戦となった7月23日に開催されたパリSG戦で開始わずか約8分、右ハムストリングの肉離れで戦線離脱を余儀なくされた。「あれ以上に嫌な経験は少ない。最初の5分間はしっかりとプレーできて、シュートシーンもあり、得点できるチャンスもあった。自分は何をできるのか、パリ・サン=ジェルマンを相手に証明したかった。ただ、出場して8分過ぎであのようなプレーが起きてしまい、2、3日は多少つらかった」と悪夢のような負傷交代を振り返った。

約2ヶ月間のリハビリを経て、まだ完全復活とは言えない状態であるが、10月1日に開催されたサンフレッチェ広島戦で0-2とビハインドを負う中で62分にキャスパー・ユンカー選手、柴戸海選手と共にピッチへと送り込まれて攻撃を活性化していった。

広島のハイプレスに苦しむ浦和ではあったが、75分には大久保智明選手のスルーパスに抜け出したユンカー選手のグラウンダーのクロスにペナルティーエリア中央で合わせたリンセン選手がシュートを放ち、こぼれ球をヘッドで押し込もうとしたが広島の守護神大迫選手のファインセーブでゴールネットを揺らすことができなかった。

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