浦レポ by 浦和フットボール通信

何かを変えるならここか ラスト5試合でチームが見せるべきもの【轡田哲朗レッズプレビュー/広島戦】

(Report by 轡田哲朗)

日程、相手のシステム、やり方、何かを変える要素は多い

浦和レッズは1日にサンフレッチェ広島とリーグ戦の30試合目をアウェーで戦う。この試合を入れてリーグ戦、つまり今季の公式戦は残り5試合になる。このタイミングを勝ち点40の暫定9位で迎えている時点で今季のリーグ戦はそれほど素晴らしいと言えるものにはなっていないが、とはいえ残り試合を無駄にするわけにもいかない。11月5日の最終節アビスパ福岡戦までの約1カ月、順位そのものは他のチームもあることだから自分たちの勝敗だけでは決まらないが、どんな試合をするか、どんな試合を見せるかは浦和レッズ次第にできる部分だ。

前のゲームがルヴァン杯の準決勝敗退を決めたセレッソ大阪戦で、その大敗したショッキングなゲームを終えて週末から週末の時間があったゲームであり、残り1カ月で5試合というタイミングであり、相手が3バックであり、プレッシング傾向のあるチームが2チーム続きでありといった色々な要素から、この広島戦は何かを変えやすいタイミングとは言えるだろう。

日本代表、U-21日本代表から酒井宏樹、大畑歩夢、鈴木彩艶の2人が復帰するタイミングで、彼らは双方のチームで活動の1試合目に出場していない。移動に掛かる負担はあるものの試合の間隔は厳しくないので、両サイドバックは酒井と大畑を起用することを前提に考えても良いのではないか。そうなった時に、5バックに変化できるオプションを用意するなら右サイド側にウイングバック化できる選手、左サイド側にインサイドハーフ化できる選手を置くのは1つになる。前線から1枚降ろして5-4-1にするのも手ではあるが、あまりジリ貧にはなりたくない。そのような感じがピッチ上に現れるかもしれない。後は、単純にコンディションと負傷者との兼ね合いになるのではないか。リカルド・ロドリゲス監督は金曜日の会見でダヴィド・モーベルグの負傷をほのめかしていたので、右サイドは特にそうなるかもしれない。

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