浦レポ by 浦和フットボール通信

ホームで完敗を喫して、ルヴァン杯準決勝で姿を消す C大阪を攻略する術はなかったのか?【河合貴子 試合のポイント/ルヴァン杯準決勝第2戦 C大阪戦】

(Report by 河合貴子)

1stレグのアドバンテージを生かせず

今シーズン最悪の試合と思えるほど、目を覆いたくなる内容と結果であった。YBCルヴァンカップ準決勝のC大阪戦、アウェイで挑んだ第1戦(1-1)で貴重なアウェイゴールをホームに持ち帰りアドバンテージを握った浦和であったが、ホームでの第2戦で物の見事に決勝進出への野望を打ち砕かれてしまった。0-4の大敗に怒りも悲しみも通り越して、空虚感が埼玉スタジアムを包み込んでいた。

特に前半、浦和はC大阪に対して手も足も出ない状況に陥ってしまった。中3日で迎えた第2戦、浦和はダヴィド・モーベルグ選手がベンチ外となり、松崎快選手が8月6日に開催されたリーグ名古屋戦以来のスタメンとなった。一方のC大阪は、第1戦でベンチ外であった守護神キム・ジンヒョン選手が復帰し、両チームともに1選手だけの入れ替えて臨んだ状況であった。ほぼ変わらないメンバーなのに、C大阪が選手の立ち位置やプレスの掛け方を変えただけで浦和は何もできない状況へと追い込まれてしまった。

C大阪は、鈴木選手をアンカーとした4-1-3-2とシステムを変え、激しく前からプレスを掛け、浦和がポゼッションして攻撃のリズムを作りゲームコントロールをさせない闘い方をしてきたのだ。リカルド・ロドリゲス監督は「我々のやりたいことを完全に消されてしまった前半だった」と悔しがった。前半、C大阪のシュートが7本に対して、浦和が放ったシュートは0本。

セレッソ大阪の小菊監督は「我々の立ち位置を変わったのが大きな要因だ」とニヤリと笑った。そして「どういう状況になろうとも、退いたらやられる。どういう結果であれ前からいく。疲れたら、どのポジションにも良い選手がいるので、シンプルに交代するというプランでした」と嬉しそうに話した。

第1戦の闘い方を踏まえ、決勝進出するためには得点をとにかく獲らないといけない状況下で小菊監督の浦和対策は見事であったし、共通意識の下でのC大阪の選手たちは統率が取れていた。試合開始から激しくプレスを掛けて浦和のパスコースを限定する。浦和の攻撃のスイッチを入れるクサビのパスが入ったとしても、連動したC大阪のプレスに苦しみ、ファーストディフェンス、セカンドディフェンスと挟まれ、サードディフェンスまでやって来て囲まれて1対3の数的不利となり攻撃のリズムが生まれずにボールを失う。

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