浦レポ by 浦和フットボール通信

実直さのある相手との3試合 「ハットトリック」に必要なものは何か【轡田哲朗レッズプレビュー/C大阪戦】

(Report by 轡田哲朗)

セレッソより上でリーグ戦を終えるなら勝利が必要

浦和レッズは14日にリーグ戦の28試合目、セレッソ大阪とのホームゲームを戦う。浦和は同じ試合数で彼らを勝ち点5差で追いかけている。つまり、勝ったとしても最終順位を逆転できるかは彼ら次第になるという言い方もできるが、引き分けや負けなら彼らより上位でフィニッシュするのはかなり難しくなるだろう。リカルド・ロドリゲス監督が先日の会見で話した「昨季よりも上の順位」は5位以上を意味するけれども、その目標がどうのではなくシンプルに自分たちより上位のチームに勝たなければ順位表は書き換わらない。

ちょっとその部分に触れると、確かに前半戦で思うように勝ち点が伸びなかった(17試合で勝ち点18)という要素はあったとして、後半戦にあたる第18節以降(6月26日のヴィッセル神戸戦から)で言えば6勝3分1敗で勝ち点21を稼いでいる。ただ、目安である試合数を2倍した勝ち点を取っていくという点で見れば10試合で21ポイントなので、結構ギリギリのラインだ。周囲の評判だと浦和は後半戦でかなり躍進しているということになっているけれども、その観点では「これくらいが標準」になってくる。仮に前半17試合で2倍の勝ち点34を取っていたとして、そこと後半戦を足し算するとちょうど首位の横浜F・マリノスと同じ勝ち点55になる。だから何かというわけではないけど、リーグ優勝を目指すというのはこれくらい勝つのが当たり前にならなければいけないということだ。

目線をこのゲームに戻すと、負傷者と新型コロナウイルスの影響によってメンバーが分からないところはたくさんあるので、今回も前の試合のスタメン表を置いておくことにしたい。その柏レイソル戦の江坂任についてリカさんが「合流できたのが前日練習だけだった」と話したように、こればかりは何とも言えない。

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