鹿島と2-2の痛み分けに 明本考浩が悔やんだ最後の逆転のチャンスシーン【河合貴子 試合のポイント/J第28節鹿島戦】
(Report by 河合貴子)
メンバーを複数人欠く中での試合に
鹿島の本拠地であるカシマスタジアムで、逆転勝利を掴み獲るところまでもう一押しであった。鹿島に負けはしなかったが、勝てなかった悔しさが募る。上位浮上を狙う浦和にとって、鹿島戦を痛恨の2-2の引き分けとなってしまった。リカルド・ロドリゲス監督は「勝ち点2を落としてしまった」と険しい表情を浮かべていた。
西川周作選手、江坂任選手、大久保智明選手、ダヴィド・モーベルグ選手、馬渡和彰選手たちがコンディション不良でベンチ外となり、酒井宏樹選手がACL期間中に右足ふくらはぎ(右下腿三頭筋)肉離れで戦線離脱(全治は不明)と主力を欠いた鹿島戦であった。
試合開始から主導権を握ったのは鹿島であった。4-3-3システム鹿島は、両サイドバックが高いポジションを取りサイドをうまく活用していった。浦和の守備はボールサイドへとスライドすると、その逆サイドを突き数的優位な状況から効果的な崩しをみせた。
16分、左サイドへと流れてきた樋口選手のアーリークロスを、ピンポイントで合わせたカイキ選手のヘディングシュートが決まり鹿島が先制。
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